追加含め８００セット完売

男気・女気の地域貢献商品券−日向商工会議所

◆三輪会頭「改めて感激」

　日向商工会議所（三輪純司会頭）が、額面の金額に２０％の寄付金を加えて６月２日から販売していた〃逆プレミアム〃地域貢献商品券計８００セットが、丸４カ月後の２日に完売した。

　発売開始約２週間後の６月１７日に当初販売数の５００セットを達成し、３００セットを追加。販売期間を今月３０日までとしていたが、約１カ月早く計８００セットを達成し、予想以上の売れ行きとなった。

　最後の２セットを購入したのは、日向市日知屋の会社員山上智恵さん（４６）。職員が見守る中、三輪会頭とともに、同会議所が用意した記念のミニくす玉を開いて完売を祝った。

　山上さんは「市内の飲食店を応援するとともに、市内の経済活性化のお手伝いになればと購入した。日向市には男気や女気を持っている人がたくさんいるから早く完売したと思う」と話した。

　同会議所によると、購入者の割合は事業所が約６割、個人が約４割を占め、市出身者や県職員など市外からの購入者もいたという。

　三輪会頭は「逆プレミアムで決して得にならないため正直売れるか心配したが、日向市を愛する方がたくさんいることに改めて感激した。元通りの経済を取り戻すために、自分のまちは自分で救うという気持ちで引き続き協力願いたい」と話した。

　「ひゅうがの男気・女気で飲食業の皆さんを応援します！」と銘打った同商品券の名称は「『俺についてこい！』男気・女気地域貢献商品券」。新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げが減少している地域の飲食店の応援を目的に企画した。

　会員事業所などが額面１万円（５００円券２０枚）の商品券に２０％の寄付金を加算し、１万２０００円で購入。飲食店などが支払いの際に受け取った商品券を同会議所で換金する際に２０％多い額を受け取れる仕組み。

　同商品券は居酒屋やスナック、焼き肉店、食堂、パン店、菓子店、ホテルなど加盟１３０店舗で１１月３０日まで利用できる。