延岡市議会定例会

一般会計補正など１０議案可決

　延岡市議会９月定例会は１８日に本会義を開き、ケーブルテレビ網光化事業など総額１７億８１８８万円の一般会計補正や、高齢者予防接種事業など総額５５８５万円の同補正２次分などを含む１０議案を可決、専決処分２件を承認、教育委員会委員の選任など人事案４件に同意した。一般会計総額は７８３億３２７４万円となった。

　一般会計補正の新型コロナウイルス感染症緊急対策の主な事業は、ケーブルテレビ網光化事業に１２億１６９０万円、初期救急医療運営事業に４４０４万円、養殖経営緊急支援事業に３０３７万円、宿泊客緊急誘客促進事業に２０００万円など。

　その他の主な事業は、岡富古川土地区画整備事業に２億８６００万円、個人番号カード交付事業に８４４４万円、県体育館整備事業に３７２１万円、小中一貫校整備事業に２０９６万円など。

　同補正２次分は、高齢者予防接種事業に４６１５万円、のべおか商店街等緊急応援事業に９７０万円。

　このほか可決した議案は国民健康保険特別会計補正など予算案件３件、ＧＩＧＡスクールネットワーク構築業務委託の製造請負契約の締結が１件、同スクール学習者用端末購入の財産取得が４件。承認は一般会計補正予算の専決処分２件。

　人事案件は、任期満了に伴い同市柚の木田町の甲斐千尋氏を教育委員会委員に、妙見町の高橋留美子氏を公平委員会委員に選任することに同意。人権擁護委員候補者として、出北の甲斐典子氏と北方町の久峩一晋氏を法務大臣に推薦することに同意した。

　市議会は、２３日に総務政策と産業建設委員会、２４日に厚生教育委員会、２５日に特別委員会（議会活性化、地域新電力事業）開催。決算審査特別委員会を２８日から３０日に開き、１０月２日に前年度各会計決算案、乳幼児等医療費助成に関する条例の一部改正案など条例案件３件などを採決する見通し。