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独特の声「ヒリリ、ヒリリ」

本紙掲載日:2020-09-21
8面
ヒリリ、ヒリリと独特の声で鳴くリュウキュウサンショウクイ(延岡市上三輪町で)

留鳥リュウキュウサンショウクイ−延岡

 季節の変わり目で野鳥の姿が少ないこの時期、山地の林ではサンショウクイの鳴き声がよく聞かれている。

 全長約20センチで尾の長いスマートな体。ユニークな名前は、ヒリリ、ヒリリと聞こえる鳴き声を「山椒(さんしょ)は小粒でもぴりりと辛い」のことわざにかけたのが由来とされる。

 県北で多く見られるのは留鳥の亜種リュウキュウサンショウクイ。背は灰色がかった黒、胸は薄い灰色。黒い過眼線がよく目立つ。胸や腹が白っぽい亜種サンショウクイは春と秋によく観察される。

 高い木のある場所を好み、地上にほとんど下りずにクモや昆虫を捕らえて食べる。

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