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「捜索する姿に胸がいっぱい」

本紙掲載日:2020-09-14
3面
椎葉村長から説明を受ける河野知事ら(12日、椎葉村下福良)

河野知事、県議会議長と現地視察

 河野俊嗣知事や丸山裕次郎県議会議長ら県関係者約20人は12日、椎葉村下福良の土砂崩れ現場から下流の諸塚村の塚原ダム一帯を視察した。

 土砂崩れ現場では、椎葉晃充村長や県土整備部の職員から現在の状況や、山崩れのメカニズムなどの説明を受けた。現場から約20キロ下流の塚原ダムでは、椎葉村と諸塚村の両消防団が協力してボートやドローンなどを使って捜索している様子も見学した。

 河野知事は「大変規模が大きく激しいものだったと実感した。現場はかさ上げがされたり、いろいろな対応が図られているが、やはり自然災害の勢いをそれだけで全部防ぐことは難しいのだと感じた。国とも連携し、復旧に向けて全力で取り組んでいきたい」。

 捜索に携わる人たちに対しては「広範囲にわたって多くの関係者が捜索されている姿を見て胸がいっぱいになった。使命感で動いている中、疲労もたまってきていると思う。体に気を付けて取り組んでほしい」と激励した。

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