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「助かってほしい」

本紙掲載日:2020-09-08
3面

地元の人ら祈る−椎葉村下福良

◆風雨今までにない激しさだった

 崩れた土砂は建設会社の事務所や倉庫などを飲み込み、川を越えて対岸の道路まで押し寄せた。4人が行方不明となっている椎葉村下福良の土砂崩れの現場。7日は近くに住む人たちが作業の様子を見守り、「まさかこんなことになるなんて…」と声を絞り出し、無事を祈った。

 現場は旧鹿野遊(かなすび)小学校のある地区。住民らによると、台風10号が接近した6日夜は「雨も風も今までにないほど激しかった」という。地区内を流れる十根川は増水。停電も続いている。

 建設会社の事務所は以前別の場所にあったが、国道の拡幅工事に伴って2年ほど前に現在の場所に移転。6日夜は技能実習生のベトナム人2人が近くのアパートから事務所に避難してきていたという。

 経営者男性と交流があるという仲塔区に住む那須利秋さん(83)は、6日夜を振り返り「うちの集落は下福良の隣で、午後8時すぎに停電しました。その時はまだ雨風もひどくなかったので、まさかこんなことになるとは」と驚きの表情。土砂が覆う現場を眺めながら、「(救出作業は)なかなか難しそう…。助かってほしい」とつぶやいた。

 古くからの知り合いだという男性も「事務所の上の斜面には土砂を止めるようなコンクリート構造物があったので大丈夫だと思っていた。まさかこんなことになるとは夢にも思わなかった」と心配そうにしていた。


◆付近の28人、避難所から帰宅できず−通り道に現場

 椎葉村下福良の鹿野遊地区7世帯28人が、台風10号の接近、通過に伴い避難していた鹿野遊ふれあいセンターから帰宅できないでいることが、同村への取材でわかった(8日正午現在)。

 同村総務課行政グループは、6日午後8時すぎに発生したとみられる土砂崩れの現場が、避難所と避難者の自宅の途中にあり、帰宅するには現場付近を通るという。このため、2次災害の恐れがあることや、捜索活動が続いており、通行できないことから帰宅できない状態だという。


◆山間部で停電続く

 台風10号の影響により県北山沿いの一部など県内で停電が続いている。九州電力宮崎支店によると、8日正午現在で停電しているのは椎葉村の約430戸、日之影町の約330戸、高千穂町の約110戸、五ケ瀬町の約50戸、美郷町の約10戸など県内で合計約1380戸となっている。8日の夜遅くまでに復旧する見込みだが、崖崩れなどの立ち入り困難地域は復旧に数日程度かかる見込み。


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