にいな鶴町クリニック−９月２日開院

内覧会に地域の人ら、施設完成祝う−日向

　９月２日に開院する日向市鶴町の「にいな鶴町クリニック」（新名克彦院長）で２２日、内覧会があった。地域の人や医療関係者らが訪れ、施設の完成を祝うとともに地域医療へ期待を寄せた。

　同院は鉄筋コンクリート造りの２階建てで、敷地面積約１６００平方メートル。１階の診療所部分は５１０平方メートル。１８台を収容する駐車場を完備する。診療科目は循環器内科、心臓血管外科。

　新名院長は心臓血管外科専門医で、胸部外科や血管外科学会認定血管内治療医などでもある。同院では心不全、心臓弁膜症、高血圧症、脂質異常症、胸部・腹部の大動脈瘤（りゅう）などを診る。専門性を生かし、日帰り下肢静脈瘤手術や禁煙外来を行うほか、オンライン診療も行えるようになるという。

　新名院長は「地域に根差し、みんなに親しまれる医院を目指していきたい。循環器疾患や足のむくみがあれば、気軽に受診してもらいたい」と話している。

　開院後の診療時間は午前９時〜正午、午後２〜６時。休診は木曜、土曜の午後と日曜・祝日。手術日は火曜午後。問い合わせは、同院（電話日向６６・０５２５、ファクス０９８２・６６・０５７５）。

【新名院長のプロフィル】延岡市出身。延岡高校を卒業後、宮崎医科大学から同大学第２外科、宮崎市郡医師会病院心臓血管外科、県立延岡病院心臓血管外科などを経て現在に至る。
腹部大動脈ステントグラフト実施医・指導医、下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医・指導医、弾性ストッキング・圧迫療法コンダクターなどの資格を持つ。