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サーモ検温がスタート−日向市

本紙掲載日:2020-08-22
3面
20日から導入されたサーモグラフィー検温システム(21日午後、まちの駅とみたか)

道の駅など5施設−予定より早く設置

 日向市は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目的に、20日から馬ケ背茶屋や道の駅日向、道の駅とうごう、まちの駅とみたか、海の駅ほそしまの5施設に各2台ずつ計10台、サーモグラフィー検温システム機器を導入した。入場者や入店者を対象に検温への協力を呼び掛け、37・5度以上の人には入場、入店を控えてもらうという。

 検温システム機器は、8インチのディスプレーを備え、一人ずつが顔を近づけて検温。37・5度以上の場合は警告ブザーが鳴り、入場を控えるよう促す。

 当初は、全国的に同機器の引き合いが多く入荷のめどが立たたず、設置が12月までずれ込むとされていた。お倉ケ浜については、ディスプレーが43インチと大きく、AI(人工知能)が認識し、前を通るだけで20人程度を同時に検温できるタイプを採用。設置は9月末ぐらいになると見込んでいる。

 同市は、観光施設などにおける感染拡大防止の強化を図るため、お倉ケ浜ビーチハウスなど市内6カ所の観光施設でサーモグラフィーによる検温システム機器を設置する経費として、800万円を2020年度補正予算に計上し、7月31日に専決処分を行った。9月定例会に上程し承認を求める。

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