県内４社の経営革新計画承認

県北尼ケ塚商店（延岡）エコロ（日向）

　県は中小企業等経営強化法に基づき、尼ケ塚商店（延岡市古城町）、エコロ（日向市東郷町山陰甲）など４社の経営革新計画を承認した。

　尼ケ塚商店は、米穀卸小売業。計画期間は５年で、経営革新計画のテーマは「一体型無洗米機ライン設置による生産性向上とオリジナル米の開発」。

　エコロは、有機質肥料製造業で、有機質肥料・園芸用土製造と販売を行う。同テーマは「園芸用土の材料生産プロセスの高効率化を通じた新規顧客層の開拓」。

　そのほか、宮崎市の一般土木建築工事業の九州ロード、日南市の各種食料品小売業の五和が承認を受けた。

　計画期間はいずれも５年。各社は政府系金融機関の低利融資などの支援措置を活用できる。

　県北２社の経営革新計画のテーマは次の通り。

【尼ケ塚商店】新たに導入する無洗米機と既存の精米機の一体型ラインを配置し自動化することで、人員の効率化および白米・無洗米の生産性向上を図るとともに、新たに生産可能となった無洗米を用いて、一般消費者、外食産業、および介護・医療施設等にいたるまで、幅広い顧客層に対応できるオリジナルブレンド米を開発し提供することができるようになる。

【エコロ】生産する園芸用土について、今までの販路先であるＤＩＹホームセンター等に加えて、園芸用施設で農作物を栽培する農家向けの販売を行う、それに伴い新たにふるい機（２段トロンメル）を導入することで、バーク堆肥の生産性を向上させるとともに、畜産業者と家畜ふん堆肥生産の協業体制を構築することで、高品質な園芸用土の生産効率化を行う。