屋外施設利用を再開−延岡市

屋内は閉館、行事など中止−３１日まで

　新型コロナウイルス感染症対策で県が延岡市・西臼杵圏域の「感染状況が厳しい圏域」を解除したことを受け、延岡市は１７日から、閉館していた屋外公共施設を開館した。県の緊急警報は引き続き発令中のため、屋内公共施設の閉館と市主催のイベント・行事の中止は３１日まで延長する。

　開館した屋外公共施設は公園施設のほか、須美江町の須美江家族旅行村（水族館のみ閉館、宿泊施設の本予約・利用可）、北方町のＥＴＯランド（一部利用制限あり）や鹿川キャンプ場、北浦町の浜木綿村、北川町のホタルの里休暇村（一部利用制限あり）など。

　西階運動公園の陸上競技場や野球場、庭球場、補助グラウンドなど、妙田公園の南・北広場や野球場、北方運動公園、北浦グラウンド、北浦海浜運動公園、北川運動公園なども開館したが、小中学校が部活動やスポーツ少年団活動を休止しているため、小中学生は２３日まで利用できない。

　西階遊泳場と浜川遊泳場の開館は２３日まで。海水浴場（須美江、熊野江、下阿蘇）は引き続き３１日まで閉鎖するが、その後もブイの設置などに時間と費用を要するため、市として今年度の開設は行わないことにした。

　屋内公共施設は閉館を継続するが、図書館や分館は、引き続き臨時窓口などで予約・リクエストによる貸し出しと返却を受け付ける。男女共同参画センターは相談業務のみを開設、かわまち交流館はバーベキュー広場の予約・利用はできる。道の駅は通常営業する。

　市は、「感染状況が厳しい圏域」は解除されたが、感染拡大緊急警報は継続中として、改めてマスクの着用や手洗い、３密（密閉、密集、密接）回避などの感染防止対策の徹底のほか、県境またぐ不要不急の往来自粛や、大人数での会食とその際の大声での会話を控えるよう協力を求めている。

　問い合わせは延岡市危機管理室（電話延岡２２・７０７７）。（日向市と高千穂町の施設については２面に掲載）