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伝統農法、焼き畑を体験−椎葉・尾向小

本紙掲載日:2020-08-17
8面

山の神に祈り−火入れとソバの種まき

◆根太く葉太く、虫けらも食わぬよう…

 学校(藤原裕司校長、27人)はこのほど、地元の向山日添地区の民有林(約20アール)で焼き畑体験学習を行った。保護者や地域の人たちを含む約80人が参加。山の斜面を燃やした後、ソバの種をまくなどして先人から受け継がれる伝統的農法を学んだ。秋に収穫する予定という。

 この日は火入れを前に神事があり、6年生の尾前娃茄(あいか)さんが、児童を代表して自然への畏敬の念を込めて「火入れの祈り」。「山の神さま、どうぞ火の余らぬよう、また焼き残りのないよう、御(おん)守りやって、たもり申せ」と述べ、全児童で復唱した。

 火入れは6年生3人が担当。火を付けた竹の棒を斜面の枯れ枝などに点火すると、バチバチと音を立てて勢いよく燃え広がり、辺りは瞬く間に白い煙や真っ赤な炎に覆われた。途中、地元の消防団員らが、範囲外に燃え広がらないよう放水するなどしてサポートした。

 火の勢いが収まった約2時間後には、再び神事で「種まきの祈り」。6年生の椎葉一羽(かずは)さんに続き、児童全員で「これよりあき方(ほう)に向かってまく種は、根太く葉太く、虫けらも食わんよう、一粒(りゅう)万倍、千俵(びょう)万俵、仰せつけ、やってたもれ」と復唱。その後、灰で白くなった斜面に、昨年収穫したソバの種の一部約5キロ分をたたき付けるように力強くまいた。その後、保護者たちがほうきで灰をかぶせた。

 初めて参加した1年生の椎葉碧海(あおい)さんは「火がすごく燃えていて熱かった。煙がどんどん上までのぼっていってすごかった」。小学校最後の体験を終えた6年生の尾前さんは「始まる前は燃えるか不安だったけど、昨年より燃えたので安心した。火入れはとても熱かった。収穫の時も、みんなと一緒に頑張りたい」とそれぞれ話した。

 9月ごろには花が咲き、児童は鑑賞会を計画。ソバの実の収穫は9月29日に行い、11月24日の収穫祭ではそば打ち体験をして、出来たての手打ちそばを地域の人たちに振る舞うという。

 焼き畑は、古くから伝わる循環型の農法。体験学習は、地域や学校が一体となって取り組む伝統文化教育の一環。地域に伝わる農法の継承を目的に毎年行っており32回目を迎えた。

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