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祖父に負けない鐔師目指す

本紙掲載日:2020-08-06
6面
現代刀職展で入選した佐々木恒介さん。右後ろの写真は亡き祖父恒春さん

佐々木恒介さん(延岡)現代刀職展で入選

◆伝統継承へ第一歩

 「研さんを重ねて、祖父に負けない作品を世に出したい」。延岡市恵比須町の佐々木恒介さん(36)は、公益財団法人日本美術刀剣保存協会(東京都墨田区)が主催する「2020年度現代刀職展」に、鐔(つば)を初めて出品し、彫金の部で入選した。同市無形文化財で日本一の鐔師ともいわれた祖父、恒春さん(故人)が取り組んだ伝統工芸の継承へ第一歩を踏み出した。

 佐々木さんによると、日本刀は大きく分けて刀身と柄、鐔、鞘(さや)からなり、鐔は手滑りを防いだり、刀身と柄とのバランスを良くするなどの役割がある。象嵌(ぞうがん)の技法で金銀をはめ込んだり、透かしを入れたりした装飾性のある鐔は、武士にとってダンディズムの象徴だったという。

 祖父の恒春さんは、400年の伝統を持つ肥後象嵌に独自の技術を取り入れて「日州透かし象嵌鐔」(にっしゅうすかしぞうがんつば)を完成させた。1986年、延岡市無形文化財指定。97年に71歳で亡くなった。

 佐々木さんは、幼少の頃から同居する祖父の背中を見て育った。作業場に出入りし、その姿を目に焼き付けた。中学2年時に一度だけ、鐔師への志を祖母の宏枝さんに伝えた。「厳しい世界。心配したのか、うまくはぐらかされた」といい、当時は諦めた。

 それ以降は鐔への思いを胸にしまってきたが、気が付けば30代。「祖父やお弟子さんも、この年齢で制作を始めた。自分もやるなら今しかない」と、思い切って夢への挑戦を決めた。

 祖父の道具は残されていたが、触ったことはなくゼロからのスタート。独学で研究と制作に没頭した。「道具は初めて触った感じがしなかった。亡くなった祖父の意志が伝わってくる」

 今回の入選にも慢心はなく、「制作を始めて、祖父や先賢の方々の偉大さを再認識した。足元にも遠く及ばない。早くバトンを受け取れるように技術面、精神面でまだまだ精進が必要」と、自らを引き締める。

 恒春さんと半世紀にわたり親交があった根岸正和さんは「先生の道、心を学び、後世に残る鐔の制作に期待します」とエールを送る。

 佐々木さんは「一日も早く、祖父に追い付きたい。多くの人に日本伝統工芸の鐔を知ってほしい」と抱負を語った。

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