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島の安心安全守る

本紙掲載日:2020-07-25
3面
改修工事を終えた島浦駐在所
延岡警察署から感謝状を贈られた清池さん
駐在所員の佐伯巡査長と家族

延岡署・島浦駐在所が開所式

◆地元の2人に感謝状

 延岡警察署(鍋倉幸次署長)は延岡市島浦町で21日、改修工事を終えた島浦駐在所の開所式を行った。同署は、築41年の旧島浦駐在所の老朽化対策として、昨年6月20日から改修を開始。今年1月30日に竣工(しゅんこう)し、2月20日から運用を始めている。

 式には同署や地元住民ら9人が出席。鍋倉署長は「新型コロナウイルス感染拡大の影響で式開催がずれ込んだが、こうして無事に祝うことができてよかった」とにっこり。居住環境の向上にも触れながら「駐在所員もより快適に生活できるようになった。今後も住民のみなさんのご協力をいただきながら島浦町の安心安全な暮らしを守っていきたい」と話した。

 駐在所連絡協議会会長の岩谷勇島浦区長は「高齢化が進んでいる地区にとって(駐在所は)大切な存在」と喜んだ。

 昨年3月11日に着任した同駐在所員の佐伯健二巡査長(32)は妻、子供2人との4人暮らし。「歴代所員が築いてきた信頼関係を守りながら、地域の方々と共に歩む駐在所になるよう努力していく」と決意を新たにした。

 式では、改修工事中に仮設事務所として空き家を提供した清池真理子さん(68)と同町で長年にわたって違法物の密輸監視に協力している児玉傳さん(75)への感謝状贈呈も行われた。

 同署によると、島浦駐在所は1905年に設置。これまでに延べ約50人が駐在しているという。

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