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県警も参加、交通安全を啓発

本紙掲載日:2020-07-25
3面
画面を見ながら足を操作し、身体機能、判断能力などを調べた
子どももゲーム感覚で参加した

延岡市と九保大・図書館の連携展示

 九州保健福祉大学付属図書館との連携展示「認知症を知る」を開いている延岡市立図書館(森政春館長)に23日、県警の交通安全教育車「セーフティフェニックス号」が登場。小さな子どもから大人まで、楽しみながら交通安全について学んだ。

 今回の展示のテーマが「認知症と自動車の運転」であることから、「何か起きてからでは遅い。自身の認知機能などについて知るきっかけになれば」(森館長)と、県警や市の交通政策課に協力を求めて企画した。

 会場には、白バイも展示され、子どもたちがまたがって写真を撮るなど人気を集めた。また、先着順で来場者に交通安全に関するパンフレットなどと共に、啓発グッズなども配られた。

 同車には、自転車シュミレータ、運転・歩行能力診断など4種類の機器が搭載されている。訪れた人たちは、ゲーム感覚で反射能力や身体的機能について確認していた。

 交通政策課の岩切孝彰副主幹は「交通事故に対して意識を持つだけで、速度を抑えたり、安全確認の数が増えたりと、結果的に事故が減ることにつながる」とし、「このような(実際に体験する)機会を通して、交通安全への意識付けをする契機になれば」と話していた。

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