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21日、土用丑の日

本紙掲載日:2020-07-20
3面
暑さの中、丁寧にウナギを焼き続ける秋田社長(20日午前、延岡市の愛甲うなぎや)

ウナギ専門店大忙し−「体力の限り営業する」

 21日は土用の丑(うし)の日。延岡市本町の創業87年の老舗ウナギ専門店、愛甲うなぎや(秋田潤社長)は準備に大忙しだ。10日程前からウナギを仕入れ、18日からは職人が泊まり込んでの作業が続いている。

 厨房(ちゅうぼう)は備長炭の放つ炎で大変な暑さ。その中で4代目の秋田社長が、創業以来続く秘伝のタレにウナギを何度もくぐらせ、一匹一匹を丁寧に焼き続けた。

 秋田社長は「今年はお持ち帰り弁当の利用が多く、緊急事態宣言解除後は、例年以上に予約が入るなど、ウナギを求める人が増えているように感じます。当日は体力の続く限り営業します」と話している。

 この時期は地元の顧客を優先して、通常行っている全国発送も一時休止。例年同様、土用丑前日の20日は電話予約が殺到。電話を受ける専門のスタッフも配して対応している。

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