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東郷病院・無床方針を説明

本紙掲載日:2020-07-16
3面
約50人が参加した東郷病院の今後に関する市民説明会(15日夜、日向市東郷町の迫野内区公民館)

8月5日まで全10会場

◆住民−あるものがなくなる不安、日向市−身近に通院環境を

 日向市は、医師不足などで入院施設のない無床診療所に移行する方針の市立東郷病院に関する市民説明会を15日夜、同市東郷町の迫野内区公民館で開いた。今後、8月5日までに東郷地域を中心とする9会場で随時開催し、同病院の今後の在り方や取り組みについて十屋幸平市長らが説明を重ねる。

 説明会は会場入り口で手指消毒や検温の協力を呼び掛け、会場内は換気や密を避けるなど新型コロナウイルスの感染予防対策を講じる中行われ、約50人が参加。市側は十屋市長、黒木秀樹副市長、長倉芳照地域共生・地域医療推進担当理事、柏田武浩健康福祉部長らが出席した。

 十屋市長は「高齢化が進む東郷地域においては、身近な場所で通院できる環境を安定して維持していくことが重要。医師の安定的確保を図りながら、必要な施設設備の整備を行い、無床診療所として運営していきたい。来年4月を目標に新たな運営形態への移行の準備を進める」と今後の方針を示した。

 具体的には地域の「かかりつけ医」として、住民のニーズの高い内科と整形外科を中心として診療を実施。入院や救急受け入れおよび休日・時間外診療は日向・延岡の専門病院との連携を図るほか、在宅医療など地域に根ざした医療サービスの提供に努め、高齢化の進む東郷地域における地域包括ケアシステムの推進を図る。

 今後の主な取り組みとしては、施設・設備の早期整備に努めることや、東郷分遣所への救急車配備の検討、デマンド型交通など通院手段充実の検討、CTを含めた必要な医療機器の整備などを挙げ、施設・整備の基本構想を今年度中に策定する意向を示した。

 長倉理事は同病院の現状や課題として、患者数の減少に伴い経営が悪化し、2018年度は2億8780万円、19年度は2億1780万円など、一般会計からの繰入金に頼らざるを得ない状況を説明。今後は高齢化の進行で通院が困難な患者が増えることが予想される一方で、医師の働き方改革など国の医療制度改革推進で医師確保が今以上に困難となることや、人口減少の進行で患者数の減少が見込まれることなどを指摘した。

 「あるものがなくなる抵抗感とこの先の不安感が募る」「旧日向市に比べ、見捨てられた感じが強い。もっと旧東郷町に力を発揮してほしい」「東郷地域のためでなく、市民のため市営の病院をつくる心構えを持ってほしい」「高齢者ばかりで遠方の入院は無理。入院できるよう考え直してほしい」。質疑応答では高齢化が進み、市中心部まで車で約30分かかる遠隔地ならではの不安の声が相次ぎ、病院の継続や有床診療所への転換を望む声が多数を占めた。

 十屋市長は「さまざまなデータや国県の動向、今後進行する人口減少や高齢化社会を見据えた時、無床診療所として運営しなければ5年先、10年先に医療機関として残せるか残せないかの話になる」と説明。「例えば、有床化して赤字経営が続けば、本市の財政状況では無理。持続可能な運営を継続するために、東郷地域の皆さん方が一緒になって利用してくださることを私の方からお願いしたい」と呼び掛け、苦渋の選択であることに理解を求めた。

 市民説明会は東郷地域全10地区が中心で、最終日の8月5日は市中央公民館で全市民を対象に開く。今後の開催日程と会場は次の通り。8月2日の羽坂区公民館のみ午後1時から。その他は同7時から。

18日=小野田区公民館▽20日=福瀬区公民館▽25日=牧水公園ふるさとの家(仲深区・坪谷区が対象)▽27日=田野区公民館▽28日=八重原区公民館▽29日=鶴野内区公民館

8月2日=羽坂区公民館(午後1時〜)、田口八ツ山集会所(同7時〜=越表区対象)▽5日=市中央公民館(市内全域対象)

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