日向市議会定例会が閉会

第３弾の対策費など可決

　日向市議会の６月定例会は２６日、最終本会議を開き、１９日に追加提案した３弾目の緊急経済対策費を含む２０２０年度一般会計補正予算案や条例の改正案など２７件を原案通り可決。委員会発議の意見書を可決し、陳情３件を継続審査として閉会した。

　初日に可決した同感染症予防対策費以外の一般会計の補正額は８億４１１１万円の増額。主なものは、放課後児童クラブ運営施設の増設費２６７万円、新生児聴覚検査にかかる費用の助成費１８９万円、２次救急医療機関に対し救急勤務医に支払う手当の助成費２４００万円、自治公民館の整備助成費１４６０万円など。

　１９日に追加提案した同補正額は１２億９９２７万円の増額。このうち、緊急経済対策費は総額１２億６４３９万円。主なものは飲食や宿泊、タクシー、サービス業など幅広く使えるプレミアム率３０％の商品券発行事業７３００万円、医療・福祉・介護施設の感染対策に必要な物品の購入費や人件費などの支援事業５８００万円、住宅や店舗などのリフォーム支援事業２０３０万円、小・中学校の校内の高速大容量通信ネットワークの整備や児童・生徒に１人１台のタブレット端末を配備する事業に４億９５０万円、飲食店の料理をタクシーが家庭に届けるタクシーデリバリー事業９０万円など。

　また、第３セクター「株式会社日向サンパーク温泉」が１０月から温泉館を休館することに伴い、必要となる同社に対する市の補助金や長期貸付金の支援など総額１億１２００万円に上る管理運営費も原案通り可決した。同総額は３７３億３７７５万円となった。