ＣＭオフラインエディター�盒桐朧譴気鵝扮箍�市出身）
本紙掲載日：2020-06-26
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記憶に残るものを−将来は映画制作も
「記憶に残るテレビＣＭを作りたい」と話すのは、延岡市出身で東京在住のＣＭオフラインエディター�盒桐朧譴気鵝複械魁法�ＣＭ用に撮影された映像の中から素材となる部分を選び出し、１５、３０秒など限られた時間の中に合わせて編集。広告のイメージや情報を凝縮し、印象深く組み立てて視聴者に伝えるのが仕事だ。
これまで携わったＣＭは、トヨタ自動車の「トヨタイムズ」、大塚製薬の「ボディメンテ」、ＪＴ（日本たばこ産業）の「想うたシリーズ」など。監督やナレーターも務めるなど、幅広く活躍している。
�盒兇気鵑蓮�延岡高校から大阪芸術大学に進学。子どもの頃から好きだった映画など映像の制作技術と感性を磨いた。卒業後、東京の映像制作会社で３年間勤め、２０１２年から現在のテレビＣＭ制作会社「スタッド」に、設立と同時に入社した。
オフラインエディターという仕事を知ったのは業界に入ってから。偶然呼ばれたＣＭ制作で高評価を受け、それ以降は指名されて参加することに。「なろうと思ったわけではなく、気が付いたらオフラインエディターになっていた」という。
�盒兇気鵑蓮■達佑寮澤弯泙箸覆襦�監督が作る絵コンテを参考にしない。「常に目指すのは１２０点。みんなが予想する１００点の作品ではなく、それ以上のものを常に作りたい」と自分がベストと考える構成で勝負する。
試写会では、クライアントが感動のあまり涙をこぼすようなＣＭを制作することもあれば、逆に発注先から注文が付くことも。そういう時は「ここが腕の見せどころと、練り直して、さらに予想以上の作品を仕上げる」。以前、ある若いスタッフの業界に入るきっかけが、自分のＣＭだったことに驚かされ、「自分の作品が他人の人生に影響を与えた。励みになりやりがいを感じた」。子どもたちや映像業界を目指す人には、「何事も実際にやってみることが大事。失敗しても何度も繰り返す。そのたびにやる気が起これば、その道にきっと才能があると思う。自分の好きなこと、やりたいことを見つけてチャレンジしてほしい」とエールを送る。
今後の目標は「名作といわれる映画を作る」こと。テレビＣＭで培った技術を生かして、子どもの頃からの夢でもある映画制作への挑戦を誓う。
◆ＦＭのべおかでインタビューを放送
ＦＭのべおかは２７日午後５時台の「ＧＯ！ＧＯ！８８６」で、�盒兇気鵑離ぅ鵐織咼紂爾量詫佑鯤�送する。