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豊作祈って田植え体験−延岡

本紙掲載日:2020-06-22
8面
田植え網の赤い印目掛けて丁寧に苗を植え付ける園児ら
前日は田んぼでの泥んこ遊びを満喫した

泥んこ遊びも楽しむ−こひつじ保育園

 延岡市川原崎町の「こひつじ保育園」(牧野陽子園長)の園児が20日、隣接する同園の田んぼで、食育や自然体験活動の一環として30年以上続く恒例の田植えを楽しんだ。12月の餅つきや、卒園式で配る赤飯に使うもち米を手植え、豊作を祈った。

 田んぼは同園職員の佐藤末松さん・八千代さん夫婦が中心となって管理しており、裏作として玉ネギやジャガイモなども栽培。作物の世話から収穫、田畑に生息する生き物の観察など、子どもたちが自然と触れ合う機会を提供している。

 前日の19日には、2〜6歳児が泥んこ遊びを満喫。駆けっこやボール遊び、泥団子作り、用水路での水浴び、カエルやカニ取りなど全身泥だらけになりながら楽しい時間を過ごした。

 田植え当日は、同じ法人が運営する同市中島町のなかしま保育園から年長児も参加。園児は田んぼに入って一列になり、ぬかるみに足を取られながらも、職員らと一緒に田植え網の赤い印に沿って丁寧に苗を植え付けた。

 こひつじ保育園年長児の清松恋叶ちゃんと松田珠花ちゃんは「楽しかった。早く食べたい」と餅つきが待ち遠しい様子。ただ、「泥んこ遊びの方が楽しかった」とも素直に話し、田んぼで遊べなくなって少し複雑そうだった。

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