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日向市にマスク5万枚

本紙掲載日:2020-06-10
2面
返礼品のマスクとともに、中国語で「心から感謝申し上げます」を意味するメッセージを手にする十屋市長と黒木副市長(左から)=日向市提供

友好都市中国濰坊市が支援

 新型コロナウイルスの感染予防に役立ててほしいと、日向市に8日、友好都市を結ぶ中国濰坊市政府から支援物資としてマスク5万枚が届いた。市は必要としている施設などに配布するほか、備蓄品として活用するとしている。

 日向市は2月、濰坊市民が買い物などで外出を制限され、マスクや防護服など感染予防資材が不足しているという情報を得て支援物資を送付。特に、濰坊日向友好学校の生徒の感染防止に役立ててもらったという。

 今回はその返礼で、十屋幸平市長は「心から感謝申し上げ、必要な施設などに配布し、有効活用させていただきたい」と感謝。また、「市内外の個人や事業者など、さまざまな方からマスクや消毒液などの物資や寄付金をいただいており、この場を借りて改めてお礼申し上げます」とコメントを寄せた。

 濰坊市は、山東省の中部に位置する人口847万人の歴史と文化の都市。日向市とは1986年に友好都市を締結した。山東省衛生健康委員会の発表によると、濰坊市では日向市がマスクを送付した時点で44人の感染が確認されていたが、現時点での感染者はいない。

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