７日から危険物安全週間
本紙掲載日：2020-06-06
2面
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クイズに応募、賞品当てよう−延岡地区
危険物安全週間は７日から１３日まで、全国一斉に行われる。延岡地区危険物安全協会（山本秀輝会長）は３０日まで、危険物安全週間クイズを実施する。正解者の中から抽選で１１人に「カセットガスジュニアコンパクトバーナー」、６人に「ＥＢＬ充電池（単３）充電器セット」が当たる。同協会は応募を呼び掛けている。
クイズに関する用紙は、同週間を呼び掛けるチラシとして延岡市内各地区の回覧板で配布される。
応募方法は、はがきに答え、住所、名前、年齢、職業、電話番号を明記し、市消防本部内の延岡地区危険物安全協会（〒８８２―０８０２延岡市野地町５丁目２７６１）まで。ファクスで応募の場合はチラシのファクス欄に必要事項を記入し、同協会（ファクス延岡３１・０３０３）へ送信する。
抽選日は７月中旬。当選者には、はがきで連絡する。
◆危険物安全週間クイズ
【問１】次の○○に文字を入れて、令和２年度危険物安全週間推進標語を完成させてください。
「訓練で確かな○○積み重ね」
【問２】ウイルスや細菌の消毒用に用いられ、第４類アルコール類（一定の濃度を超えた場合）に分類される、皆さんがよく使用している危険物は次のうちどれでしょうか。
�．�ソリン��灯油��重油�ぅ┘織痢璽�
◆広報、立ち入り検査で保安意識を啓発−県北３消防本部
危険物安全週間は１９９０年、石油類など危険物に対する意識の高揚と啓発などを目的に消防庁が制定した。毎年６月第２週の日曜日から土曜日まで１週間を期間としている。今年の推進標語は「訓練で確かな信頼積み重ね」。重点目標は、�ヾ躙永�施設における保安体制の整備強化��危険物に関する知識の普及啓発。
危険物はガソリンや灯油だけでなく、油性塗料や接着剤、ヘアスプレーなど日用品にも広く用いられている。正しく使えば生活に役立つ半面、取り扱いを誤れば火災や爆発につながり、一瞬で命や財産を奪うことさえある。
消防庁のまとめによると、火災危険性の高い石油類などを多量に扱う危険物施設で、昨年１年間に発生した火災や流出事故は全国で５９８件（火災２１８件、流出３８０件）。１９８９年以降、事故が最も少なかった９４年と比べると危険物施設数は約２９％減少しているにもかかわらず、事故件数は約２倍に増加。事故の発生状況は過去最多の２０１８年に引き続き高い水準で推移している。
関係機関は安全週間を通して啓発活動を展開。ポスターや冊子などの配布、危険物関係のビデオやＤＶＤの貸し出しなどを通して、各事業所の従業員に対し知識の普及や保安意識の高揚を図っている。
延岡市消防本部では例年、期間中に危険物取り扱い事業所への立ち入り検査を実施しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため行わず、火災予防などを呼び掛けるポスターやチラシを配布。危険物に関するクイズは例年通り実施する。
日向市消防本部も立ち入り検査は行わず、対象となる１３５事業所の３４３施設に電話で現状を確認し、維持管理の徹底を呼び掛ける。
西臼杵広域行政事務組合消防本部は、郡内５８事業所のうち２０カ所のガソリンスタンドで立ち入り検査を実施し、維持管理の徹底などを呼び掛ける。