コープみやざき

本紙掲載日：2020-06-04

8面

消毒作業を行う浜町店の従業員ら

北小路店の西村清志店長

コロナ対策、各店でさまざま

◆延岡市の浜町店－消毒作業を徹底

　新型コロナウイルス感染拡大を受けて、県内の生活協同組合コープみやざき各店ではさまざまな対策が取られている。

　厚生労働省の指針に沿った対応マニュアルを作成し、３月上旬から従業員のマスク着用義務化や体調管理、ソーシャルディスタンス（他者との距離）の確保、混雑緩和のための呼び掛けなどを実施。このうち延岡市の浜町店（河野透店長）では毎日、買い物かごからエレベーター等のボタン、手すり、自動販売機に至るまで２時間置きの徹底した消毒作業を行っている。

　同組合によると、消費者からは多くの安心の声が寄せられており、併せて配達員が各地を巡る「共同購入」の需要も向上中。４月の売り上げは共同購入、店舗販売ともに前年比１２０％で、組合員数も直近約３カ月で５００近い増加を見せているという。

　同組合は「人との接触を減らせる共同購入などに安心感を持っていただけているのでは。同サービスは一人からでも利用できるので、ぜひお問い合わせを」と話している。現在、新型コロナウイルスの影響で一時休業している人などを対象にした有期雇用（最長１年）も実施中。問い合わせは同組合総務部（℡０９８５・３２・１２８９、平日午前９時～午後５時３０分）。

◆北小路店、今秋オープン－西村店長「準備は順調です」

　「今秋のオープンに向け、建設工事はじめ準備は順調に進んでいます」と話すのは、生活協同組合コープみやざき北小路店（延岡市北小路）の西村清志店長。

　延岡市内では浜町店に次ぐ２店目。創設４７年、店舗事業開始３２年の歴史を持つ組合のノウハウでより高い利便性を持った店舗を目指しており、駐車場やトイレなどの設備、棚の高低、通路幅設定等の動線にいたるまで消費者目線に立った「買い物をしやすい」設計になっている。

　重要視するのは組合員、消費者の声。建設計画当初から、近隣地域を中心に出店案内や要望調査を行ってきた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時中断しているが、収束に合わせて再開し、万全な開店に備えるという。

　「食品全般、特に弁当・総菜類に力を入れ、豊富な品ぞろえを図ります。消費者の組合なので、その要望には極力お応えするようにしています。浜町でも、利便性向上のため店内の一部工事を実施予定です」と西村店長。

　消費者第一の姿勢はこんなサービスにも。「実はコープみやざき店内の食料品は、すべて試食可能となっています。ご希望の際はスタッフにお声掛けください」。

　同組合は組合員（一口千円）を随時募集している。問い合わせは延岡支所（℡延岡３３・６１３６）、浜町店（℡延岡２６・０１００）、北小路店（℡延岡３２・０００１）。またはメール（ｋｉｔａｋｏｕｊｉｐｒｏｐ＠ｍｉｙａｚａｋｉ．ｃｏｏｐ）で。