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コロナリポート−みんなと勉強したい

本紙掲載日:2020-05-06
3面
机同士が離された教室で、児童の会話が弾んだ(4月27日、南方小学校)

長い休校、抱える悩み−延岡市の南方小

◆「1人の時に何かあったら」

 窓全開の6年生の教室に、女子児童の軽やかな笑い声が響いた。机同士を離して距離を取りながらも、久々の友達との会話に笑顔が広がった。

 4月27日、延岡市の南方小学校には、市の昼食提供を希望した約180人が元気な姿を見せた。

 4月7日の始業式から2度目の休校に入った22日まで、学校に通えたの11日間。新学年になってすぐの休校に、子どもたちの抱える悩みはさまざまだ。

 「もし1人の時に何かあったらどうしようと不安になる」と話すのは6年生の男子児童。食事の準備は保護者が行うが、仕事で不在のため、日中のほとんどの時間を1人で過ごす。宿題やゲームで時間をつぶす日々。たまに友達と遊ぶこともあるが「ひま。早くみんなと一緒に勉強したい」と切望する。

 延岡市は学校の運動場を開放している。屋外での1〜2時間程度の軽度な運動は認められているが、集団では活動できない。友達と十分に遊ぶことができず、寂しさ、物足りなさを感じている児童は多い。

 物足りなさは他の面でも。スポーツ、ピアノ、そろばん、書道などの習い事に励む子どもたち。しかし、現在は多くが自粛中だ。

 女子児童からは「入る予定だった英語教室が休みになった」「始めたばかりの陸上が2日で休みになった」など、残念がる声が聞かれた。

 学校も習い事も休み。「いつもは学校から帰るのが3時とか。(学校がない)今は時間が多い」と、家で過ごす時間の長さに、児童は困り顔だ。

 一方、学習面に不安を抱く児童もいる。6年生の男子児童は「それぞれ家で勉強しているから、勉強の程度が違う。(みんなが)どのくらい進んでいるのか分からない」と話す。同校の宇都宮浩教頭も「保護者が教えたり、通信教材を使って学習させたりする家庭もあると思う。学力に差が出るのではないか」と心配している。

 県北の小学校で働く20代の女性教諭は「(低学年は保護者に宿題を見てもらっているが)余裕がない家庭だと、子どもは問題を解いて終わり。間違っているかどうかも分からない。休み明けが心配」。家庭によって生まれる学力の差を懸念する。

 県北全ての市町村が10日までの休校延長を決めた。3月と合わせると、休校期間は約2カ月に及ぶ。休校によって確保できていない学習時間はどうなるのか、家庭での学習状況の差はどうするのか、初めての事態に、児童生徒はもちろん、教職員の不安も大きい。

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