地方負担額を知事に通知−２年度直轄事業で国交省

高千穂日之影道３億５７６０万円

　国土交通省九州地方整備局（村山一弥敏局長）は２１日、２０２０年度国の当初予算に係る直轄事業の事業計画と地方負担額を河野俊嗣知事に通知した。

　宮崎県における道路、河川、公園、港湾、空港関係の国の負担基本額２５３億２６３３万３０００円のうち、地方負担額は５８億８１７４万３０００円。

　同局延岡河川国道事務所管内では、国道２１８号蘇陽五ケ瀬道路（全体事業費３２０億円）＝今年度予算２５００万円のうち、負担額６００万円、調査設計、同五ケ瀬高千穂道路（全体事業費４７０億円）＝今年度予算６億８０００万円のうち、負担額１億６３２０万円。調査設計、室野地区など用地買収、支障物件移設補償など。事業進捗（しんちょく）率約２％▽同高千穂日之影道路（全体事業費２６８億円）＝今年度予算１４億９０００万円のうち、地方負担額３億５７６０万円。日之影深角ＩＣ―平底交差点（２・３キロ）の平底地区など改良、平底跨（こ）道橋上部工、新平底トンネル付属物工、深角地区など舗装工など。事業進捗率約９２％。「２１年内」開通予定。

　国道１０号門川日向拡幅（全体事業費３１４億円）＝今年度予算２億４５００万円のうち、地方負担額５８８０万円。支障物件移設補償、財光寺地区改良工、同横断歩道橋下部工・上部工など。事業進捗率約９３％。

　国道１０号交通安全対策（大門交差点改良、昭和町２丁目交差点改良、浜町地区事故対策、門川町中須交差点改良、お倉ケ浜海水浴場入り口交差点改良）＝今年度予算１億９５００万円のうち、地方負担額６５００万円。

　国道１０号、２２０号の交通安全事業（道路照明、ワイヤロープ、道路標識、区画線、視線誘導標、路上駐車施設、情報提供板、ＣＣＴＶ、道の駅北川はゆま、同日向など簡易パーキング）＝今年度予算１０億７２００万円のうち、負担額５億３６００万円。

　一方、河川関係は、五ケ瀬川改修（全体事業費２８０億円）＝今年度予算３億８２００万円のうち、地方負担額９１６８万円。天下地区の防災ステーション整備（２１年度完成予定）、野田地区河道掘削など。

　同水系総合水系環境整備事業費（自然再生、水辺整備）＝今年度予算９１８０万円のうち、地方負担額４５９０万円。

　川中地区の管理用通路など。

　港湾関係では、細島港の外港地区防波堤整備事業・南沖防波堤（延長６００メートル）＝今年度予算４億円のうち、地方負担額１億４９２０万円。基礎工、本体工、上部工など。２３年度めどに完成予定。