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香り華やか「かすみ酒」−千徳酒造

本紙掲載日:2020-04-13
2面
千徳酒造の限定酒「かすみ酒千徳」

数量限定販売荒々しい味わいも−延岡

 延岡市大瀬町の日本酒蔵「千徳酒造」(門田賢士社長)は、春がすみをイメージした純米酒「かすみ酒千徳」を、今月1日から数量限定で販売している。アルコール度数は15度で、1800ミリリットル瓶入りが2600円(税込み、限定100本)、720ミリリットル瓶入りが1300円(同、限定500本)。

 「かすみ酒」はもろみに圧力を掛けず、最初に出てくるかすみがかった酒。華やかな香りがありながら、若く荒々しい味わいが特長という。

 これまでは1800ミリリットル瓶入りを不定期で販売していたが、今季は720ミリリットル瓶入りを初めて発売した。

 原料には、県内産の酒造好適米「山田錦」と「はなかぐら」を使用。4割を削った、ぜいたくな6割精米で仕込んだ。

 おり酒や、にごり酒より透明度が高いが、瓶底にはうっすらと「滓(おり)」が沈殿。直前に軽く振って、かすみがかかったような景色にして飲むのがお勧め。地鶏のたたきなどには常温で、刺し身には冷やが合うという。

 門田社長は「お花見も自粛しがちな時節ですから、ご自宅で、ゆっくり味わっていただければ」と話している。

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