宮崎市で県内１１例目・６日発表

４０代男性、福岡出張後に発熱

宮崎市は６日、同市の４０代男性会社役員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内１１例目の感染確認。男性は３月２７、２８日に福岡へ出張していた。新型コロナウイルス感染症の感染者は県内１１人、同市内８人となった。

　同市健康支援課によると、男性は３月２７、２８日に飛行機を利用し福岡出張。４月１日に３９度台の発熱があり、市内の宿泊施設に待機した。

　３、４日は発熱が続き、５日は解熱したが倦怠（けんたい）感、息苦しさ、下痢、味覚異常があり、市内の医療機関を受診。６日に同市保健所の検査で陽性が分かった。

　男性に海外渡航歴はなく、妻や子どもと同居しているが、接触を控えていたことから、検査の必要性などを調べている。また、待機していた宿泊施設には消毒を指示した。

　宮崎市内での感染確認はこれで４日連続となった。３日に３人、４日には１人、５日に２人の陽性が確認されている。

　３日に陽性が確認された３人は、県内５例目の４０代女性（東京滞在後帰宅）、６例目の１０代女性（５例目の女性と同じ行動）、７例目の５０代男性（関西および東京に滞在、福岡県への日帰り歴も）。

　４日に確認された８例目は５０代女性（８例目の男性の妻）。

　５日に確認されたのは９例目の５０代男性（７例目の男性と面会や空港まで送迎）と１０例目の６０代男性（東京出張後に発熱）。

　宮崎市の戸敷市長は６日の時点で３日連続で６人の感染が確認されたことから、今までより一段上の対策が必要だとして、感染拡大警戒地域に準じる対応を決断している。