法改正で取り扱い業務拡大−シルバー人材センター

対象地域と業種・職種指定−県

　県は３１日、高齢者雇用安定法の改正に伴い、延岡市と日向市を含む県内１３市町を指定地域として、１日からシルバー人材センターの取り扱い業務を拡大すると発表した。

　同センターが取り扱えるのは原則として、臨時的かつ短期的な業務（月１０日程度）か軽易な業務（週２０時間程度）とされているが、高齢者のニーズを踏まえた多様な就業機会を確保するため２０１６年に法改正された。

　県知事が対象地域と業種・職種を指定することで、「派遣」と「職業紹介」の形態に限って週４０時間までの就労が可能となり、本県では２１業種・１６職種を対象とした。

　指定業種と主な職種は次の通り。

【指定業種】農業＝農業など２職種▽食料品製造業＝製品製造・加工処理など３職種▽生産用機械器具製造業＝清掃▽電子部品・デバイス・電子回路製造業＝清掃など２職種▽水運業＝居住施設・ビル等の管理など２職種▽飲食料品卸売業＝自動車運転や包装など３職種▽各種商品小売業＝商品販売や飲食物調理など５職種▽機械器具小売業＝商品販売や機械整備・修理など４職種▽その他の小売業＝一般事務や商品販売など４職種▽物品賃貸業＝清掃▽学術・開発研究機関＝自動車運転▽技術サービス業（他に分類されないもの）＝その他の運搬・清掃・包装等▽宿泊業＝同▽飲食店＝飲食物調理や接客・給仕など５職種▽娯楽業＝自動車運転など２職種▽学校教育＝自動車運転など２職種▽医療業＝介護サービスや飲食物調理など５職種▽社会保険・社会福祉・介護事業＝一般事務や介護サービスなど７職種▽協同組合（他に分類されないもの）＝農業や清掃など３職種▽その他の事業サービス業＝居住施設・ビル等の管理など３職種▽地方公務＝一般事務など６職種