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新型コロナ対策本部

本紙掲載日:2020-03-14
1面

スピード感を持って

◆知事「応援消費」を訴え

 県は13日、第4回の新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。関係各部が現時点の対応策を説明し、河野知事は「今この瞬間にも数字、状況が変わる。スピード感を持って対応していきたい」と語った。

 福祉保健部は県衛生環境研究所でのPCR検査について、新たな機器を導入し、23日から1日当たりの検査件数を現行の3倍72件に増強すると報告。さらに、宮崎市保健所も検査体制を整備しており、技術的に支援していくとした。

 また、家畜防疫用などに備蓄している防護服やゴーグルなどを感染症対策に協力する医療機関に供給する態勢を構築。マスクについても、国の緊急対応策に基づき、医療機関や福祉施設などに供給できるよう協力していくとした。

 商工観光労働部、農政水産部は、中小企業や農業者に対する金融支援の対策を説明。総合政策部は、地域経済への影響緩和を図るため、官民20団体で構成する「みやざき元気!〃地産地消〃推進県民会議」(会長・河野知事)として、メッセージを発信する方針を示した。

 地産地消を呼び掛ける河野知事のメッセージ要旨は次の通り。
本県の経済は厳しい試練に見舞われています。こうした時だからこそ、この苦難を本県一体となって乗り越えなくてはなりません。この県民会議は口蹄(こうてい)疫や鳥インフルエンザ、災害が相次ぐ中、「広い意味での地産地消」に取り組むことで、地域経済を持続的に発展させることを目指し、2012年3月に発足しました。

 いま再び本県を元気付けるためには、皆さまの身近なところから、地元の商品やサービスなどを意識して使っていただくことが必要です。普段の食材や大切な人に贈る花、仕事の依頼や製品の発注など、あらゆる機会にぜひ「地元宮崎」を選択肢に加えてもらえませんか?

 あなたの行動が本県の生産者や経済を支える「応援消費」となります。今こそ「地産地消」の底力を、よろしくお願いします。

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