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トレーナーの知識持つ指導者を増やしたい

本紙掲載日:2020-03-12
7面
九保大グラウンドで

九保大助教・佐々木さはらさん

◆生徒が、けがを引きずらないためには、教員の力が必要

【九保大スポーツ健康福祉学科】
▼鍼灸師とトレーナーの資格が取れる
▼中高の運動部に出向いてサポート

 延岡市の九州保健福祉大学スポーツ健康福祉学科で教壇に立つ佐々木さはら助教(31)は、野球の日本代表チーム「侍ジャパン」でも活躍するトレーナー。2013年のU―26、17年のアジアプロ野球チャンピオンシップ、18年の日米野球などプロ野球のほか、大学野球日本代表チームにも帯同。野球以外でもソフトボールやラグビーなど、これまでにさまざまな競技や世代のトップ選手をサポートしてきた。

 選手のコンディショニング(体調管理)やマッサージ、トレーニング、けがの予防、リハビリの助言や指導など数多くの役割をこなす。日本スポーツ協会公認のアスレティックトレーナー、医療系国家資格の鍼灸(しんきゅう)あん摩マッサージ指圧師、中学・高校教諭専修免許(保健体育)などの資格を持つ。

 九保大では「予防とコンディショニング」「アスレティックリハビリテーション」を教えている。「鍼灸師」と「アスレティックトレーナー」資格の同時取得が可能な大学は九州でも2校しかなく、「トレーナーを目指す学生には大きな魅力」と話す。「九保大の学生たちは、無限の可能性を秘めている」と期待し、「全国で活躍する人材を育成するのが役目」と力を込める。

 さらに、学生には「中学・高校の教諭免許(保健体育)」の取得も勧める。日本体育大学でトレーナー研究会に所属していた時、関わった多くの大学生が、中学や高校で負った〃けが〃を引きずっていることに気付いたからだ。「けがを防ぎたい。負傷しても、適切な措置があれば引きずらない。そのためにも教員の力が必要」と感じ「一人でも多くのトレーナーの知識を持った指導者を増やしたい」と思い描く。

          ▽        ▽

 埼玉県さいたま市出身。今の自分があるのは2人の恩師のおかげと語る。1人目は、教師を志すきっかけとなった高校時代の恩師・大塚隆さん。退学を考えていた佐々木さんに目をかけて、思いとどまらせてくれた。自分も「こんな先生になりたい」と将来の目標を設定。進学先は、体育教官だった大塚さんの母校・日本体育大学に決めた。大学では、トレーナー研究会で活動。さまざまな部活に赴き、テーピングやコンディショニングなどの経験を積んだ。

 大学4年時に、2人目の恩師、河野徳良さんが同研究会の顧問に就任した。「こんなすごい人がいるのか」と感銘を受け、もっとトレーナーについて学びたいと心に決めた。

 河野さんは、オリンピックやWBCなど30年以上も野球の日本代表チームに帯同し、現在はヘッドトレーナーを務める。自身がトップチームにトレーナーとして携われるのも河野さんの推薦だったと感謝する。「大学の先生でこんなに人生が変わるのか」と振り返り、佐々木さんもさまざまな現場で経験を積み、学生の指導につなげたいと研さんを積む。

 九保大助教には2019年4月に就任。河野さんと、日体大の先輩で同じく九保大助教の神田潤一さんが推薦してくれた。神田さんは、バドミントン日本代表トレーナーで、同じく河野さんから指導を受けた。

 延岡の印象は「食べ物がおいしい」と話し、地元の新鮮な食材を使い、妻の美由希さんと食卓を囲むことが休日の楽しみという。

          ▽        ▽

 九保大では、アスレティックトレーニング部の副顧問。同部の学生は、県北の中学や高校の運動部に出向き、選手のサポートを通してトレーナーとしての経験を積んでいる。「九保大の学生は素直で真面目」と評価する一方で、「もっと自信を持って、チャレンジしてほしい」とエールを送る。

 「地元への貢献にも努めたい」と抱負を語り、中学や高校とのさらなる連携を目指している。選手がけがなく競技を続けられるために「けが防止、リハビリなどについて、要望があれば講習会などを開きたい」と話した。


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