門川町議会−２０年度当初予算案８９億４４００万円

今年度当初比０・８％増

　門川町議会の３月定例会は３日に開会。会期を１９日までの１７日間と決めた後、２０２０年度一般会計当初予算案や１９年度一般会計補正予算案のほか、条例改正案、人事案など３６件が提出され、安田修町長が提案理由を説明した。

　２０年度一般会計当初予算案は、今年度当初比０・８％（７１００万円）増の８９億４４００万円。主なものは、新庁舎建設事業（建設工事、業務委託料、備品購入費など）１２億７２７５万円、児童措置事業７億１９７４万円、老人福祉事業６億９８９６万円、障がい者福祉事業６億４６４５万円、児童手当給付事業３億３０９０万円、電算整備事業２億２０８５万円、消防施設費６６８８万円など。

　新規事業としては、学校給食センター建築実施設計業務等事業２６６０万円、用途廃止町営住宅解体事業２２００万円、企業誘致推進事業８３１万円、国民文化祭・みやざき２０２０事業６６２万円、教育支援センター事業５８３万円、森林環境譲与税事業４６５万円など。

　提案理由の説明で、安田町長は「これまで取り組んできた各事業分野での施策の点検を行い、優先度の高い施策を中心に重要性、有効性などを総合的に勘案し、重点的にかつ効果的・効率的に取り組む」とし、「防災対策の強化を重点課題としながら防災の拠点となる新庁舎建設と併せて、災害に強い町づくりのための災害対策の強化を図り、安全・安心なまちづくりのインフラ整備、子育て支援および福祉の充実、教育現場の環境整備など、町民が一生住み続けていきたいと考えるような町づくりに努めたい」と述べた。

　１９年度一般会計補正予算案は１億７６２７万円を追加。主なものは、小学校管理事業５５９９万円、中学校管理事業１３６９万円、社会福祉事業１１２０万円、砂防事業１０１０万円、地域振興研究事業５０８万円、財産管理事業４億円など。

　可決されれば総額は９５億５６６万円となる。

　同日は、陳情の「海遊物産館うみすずめの門川町直営化の要望について」を不採択、同じく「だんじり振興に関する陳情について」を採択。また、町農業委員会委員１０人（定数１０）を任命する人事案に同意した。

　議会日程は次の通り。

▽１０日＝本会議▽１１〜１３、１６〜１８日＝委員会▽１９日＝本会議