新年度予算案など上程

日向市議会定例会開会

　日向市議会の２０２０年度第１回定例会は３１日開会、会期を２５日までの２６日間と決めた後、新年度の一般会計当初予算案や１９年度一般会計補正予算案、条例の改正案など３８件を上程し、十屋幸平市長が提案理由を説明した。このうち任期満了に伴う人権擁護委員に金丸秀裕さん（６９）＝同市美々津町＝の再任に同意した。

　新年度の一般会計当初予算案は３月に市長選を控え、義務的経費などを中心とした骨格予算。一般会計の総額は２９１億円で１９年度当初比３・６％（１０億８千万円）の減。

　主なものは細島小の改築に併せ公民館機能を備えた複合施設の整備費３億１５１０万円、東京五輪で取り組む聖火リレーやホストタウンのトーゴ共和国との交流事業費８８８万円、４月１日から完全民営化する一般ごみ収集運搬業務の委託費など１億７３９４万円、市内の小・中学校に教職員の補助をするスクールサポートスタッフ５人を配置するための事業費４００万円など。

　本年度の一般会計補正額は２億２１７５万円の増額で、国県支出金の確定や各事業の実績見込みを中心に計上。主なものは、本年度の実績見込みに伴う子ども医療費に対する助成１０００万円、農業委員・農地利用最適化推進委員の活動実績に基づく報酬１１１０万円、海水浴場の利用客に注意喚起する自動アナウンス放送設備の設置費１１８万円など。

　可決されれば同総額は３１１億６８００万円となる。

　議会は２月９日まで休会。同１０日と１２〜１３日まで一般質問を行い、１２議員が登壇する。議会日程は次の通り。

　２月１〜９日＝休会▽２月１０日、同１２〜１３日＝一般質問▽同１４〜１６日＝休会▽同１７日＝本会議▽同１８〜２０日＝委員会▽同２１〜２４日＝休会▽同２５日＝最終本会議