創部７年目で初Ｖ全国へ−延学男子

第４９回高校ソフトテニス九州新人大会

◆野中・村上ペア３位入賞

　高校ソフトテニスの「第４９回九州新人大会」は昨年１２月１３〜１５日、沖縄県で行われ、本県男子１位の延岡学園が創部７年目にして初優勝。３月２８日〜３０日に愛知県で開催される「第４５回全日本選抜大会」の出場権を獲得した。また、同校の野中誠・村上潤ペアが個人で３位入賞を果たした。

　大会は男女別の団体・個人を実施し、団体は九州全８県から各県１、２位の１６チームが出場。県予選の順位で分けた４チームずつのブロックリーグ戦と決勝を行い、６枚の全国切符を争った。

　リーグＡブロックに入った延岡学園は初戦で優勝候補の文徳（熊本）を２―１で破ると、大分商（大分）を３―０、鹿児島商（鹿児島）を２―１で下し、３勝無敗で１位通過。

　もう片方の県１位ブロックを制した大牟田（福岡）と決勝で対戦し、２―０のストレートで勝利した。１番手の長島・石村ペアが４―２で白星を挙げると、２番手の平山・西本ペアも４―１で勝ち、歓喜の瞬間を迎えた。

　主将の野口は「初戦から優勝候補の文徳と対戦し、競り勝てたことで勢いに乗れた。これからもしっかりと練習し、全国大会では楽しく戦いたい。感謝の気持ちを忘れずに日々を過ごしていきたい」と述べた。

　鳥越監督は「率直にうれしい。昨年のチームよりは力は落ちたが、持っている力を十分に発揮できる選手が多い。全国で戦えるよう練習に取り組み、チーム力を上げていきたい」と大舞台を見据えた。

　延岡学園は今回優勝したことで、３月１８日〜２０日に神奈川県横浜市で行われる「第５４回全日本私立選抜大会」にも出場が決まった。

　一方、個人は開催地の沖縄から１２強以上、それ以外の７県からは８強以上の計６８ペアが出場し、トーナメント戦で競った。本県北勢は延岡学園の野中・村上ペアと平山・西本ペアが参戦した。

　野中・村上ペアは初戦の２回戦を４―０で突破すると、３回戦も４―０、４回戦と準々決勝も４―１と危なげなく勝ち上がり４強入り。準決勝は嬉野（佐賀）の選手に３―４で惜敗したが、堂々の３位入賞を果たした。

　平山・西本ペアは準々決勝で優勝した文徳（熊本）のペアに２―４で敗れ、８強止まりだった。

【九州大会メンバー】
　監督＝鳥越博之
　選手＝野口啓太朗（主将）、野中誠、長島廉、平山綾一、村上潤、石村晴、佐藤瑞哉、西本拓友