第６回宮崎県女性消防団活性化大会

本紙掲載日：2020-01-29

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紙芝居を披露する日向市女性消防部

子どもたちのひょっとこに笑顔を見せる団員ら

約３００人が参加した第６回県女性消防団員活性化大会

女性消防団員、日向に集う

◆県内から約３００人－活性化大会で交流

　第６回県女性消防団員活性化大会は２５日、日向市中央公民館であった。県内各市町村の消防団で活躍する女性消防団員や消防関係者ら約３００人が参加、活動報告などを行った。主催は県と県消防協会。

　大会は県内の女性消防団員が一堂に集い、日頃の取り組みやその成果をアピールするとともに、交流、連携を深めることで活動のさらなる充実を図ろうと２０１５年から毎年開催されている。県北では１７年の延岡大会以来、２回目。

　この日は、実行委員会の黒田優子実行委員長（日向市消防団）が開会を宣言。主催者を代表して郡司行敏副知事が「県内の女性消防団員は現在４３４人。すべての消防団に２人以上が在籍していることを喜ばしく、心強く感じている」とあいさつした。

　また、県消防協会の髙橋昌久会長は、女性消防団員が県内市町村のすべてに配置されていることに触れ、九州では本県のみで全国でも４県しかないことを紹介。「結束力をさらに強化し、一層の精進に努めてほしい」と呼び掛けた。

　活動報告では、県中代表の木城町女性消防団、県南代表のえびの市女性消防団、県北代表の日向支部女性消防団が取り組みを発表した。

　このうち、日向支部は１市２町２村の団員が登壇。諸塚村消防団は、１６年６月に本部所属の女性班として活動を開始したことや、役場や農協職員などのほかに山師も在籍していることを紹介し、「メンバーを増やして女性部にしたい。目標は１０人」などと語った。

　また、１９９７年に発足し、現在１４人で活動する日向市女性消防部は、普通救命講習や幼保園などへの訪問活動を行っていることを伝え、子どもたちに披露している紙芝居を実演した。

　アトラクションでは、社会福祉法人惣栄会ひよこ保育園の児童がひょっとこ姿で登場。来場者は軽快なリズムに笑顔で手拍子をしながら、かわいらしい踊りを楽しんでいた。

　講演もあり、三遊亭多歌介さんが「笑い（笑顔）の効用年齢、体は気の持ちようです」の演題で話したほか、大会後は会場を市内のホテルに移して情報交流会もあり、団員同士の交流を深めた。