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デイリー健康大学延岡会場(上)−胃がんリスク検診

本紙掲載日:2020-01-29
2面
講演する今田真一院長

いまだ内科・消化器科・今田真一院長

 公益財団法人デイリー健康福祉事業団(夕刊デイリー新聞社内、松下勝文代表理事)主催の第27期デイリー「健康大学」延岡会場第1回講座はこのほど、延岡市社会教育センターであった。同市塩浜町の「いまだ内科・消化器科」の今田真一院長が「胃がんリスク検診(ABC検診)」をテーマに話した。要旨を3回に分けて紹介する。


◆ピロリ菌、胃にさまざまな病気−感染すると胃がんになりやすく

 胃の中には胃酸があり、普通の菌は生きていけません。ピロリ菌が胃の中で生きていける理由は、自分の体の周りにアンモニアを出すので、胃の酸とアンモニアが中和し、ピロリ菌の周りにバリアを作るからです。このピロリ菌が胃にさまざまな病気を発症させます。

 ピロリ菌はだいたい5歳くらいまでにかかります。原因は井戸水、お母さんからの離乳食などです。もともと皆さんの胃は健康ですが、ピロリ菌に感染すると慢性胃炎になります。最初のうちは胃がむくみ、その後、次第に胃の壁が薄くなり、萎縮性胃炎になっていきます。

 昔の日本人はピロリ菌を持っている人が多かったので、萎縮性胃炎は加齢現象であり、いずれは全員がかかるのではないかと言われていました。しかし現在は、胃に加齢現象はなく、ピロリ菌がいるかいないかで、胃が萎縮するかが決まると言われています。ピロリ菌に感染することで慢性胃炎になり、胃が萎縮した後、胃がんになりやすくなります。

 ピロリ菌に感染していない胃はひだがすっきり通っていて、胃の粘膜が非常にきれいです。ピロリ菌に感染している胃はひだがむくみ、粘膜面に粘液が付着しています。

 ピロリ菌に感染していないきれいな胃では、胃酸がたくさん出るので、自分で自分の胃をきれいにすることができます。ところが、ピロリ菌に感染している胃では、胃酸が少ないので表面に粘液が付き、汚い感じの胃になります。

 5歳以下の免疫力が弱い頃、井戸水や離乳食からピロリ菌が感染し、慢性胃炎になります。そして慢性胃炎が続いた時、いろんな病気を引き起こします。特に関連が濃厚なのは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんです。

【プロフィル】延岡市出身。自治医科大学医学部を卒業後、県内の県立病院やへき地の病院で勤務。宮崎大学医学部、共立病院、済生会日向病院、宮崎市郡医師会病院の放射線科、癌研有明病院内視鏡部、市民の森病院消化器科での勤務を経て、2010年10月に延岡市塩浜町に「いまだ内科・消化器科」を開業した。56歳。

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