全日制０・９７倍−１倍割り込む

県立高校推薦入試志願状況

◆学科別−日向フロ２・２１倍、学校別−延岡１・７８倍

　県教委は２７日、２０２０年度県立高校推薦入試の志願状況を発表した。県北では、日向のフロンティア科が２・２１倍と全日制の学科で県内３番目の高倍率。延岡は学校別の倍率が１・７８倍と県内で２番目に高かった。全日制全体では２３７８人の募集に対し、２３０８人が志願、倍率は０・９７倍だった。定時制は７２人の募集に志願者は７人で０・１倍。

　全日制の学科別では、フロンティア科やメディカル・サイエンス科など普通科系専門学科の人気が高く１・４６倍。延岡のメディカル・サイエンス科は１・７０倍、延岡星雲のフロンティア科は１・３１倍だった。

　延岡の普通科は１・８３倍と、宮崎大宮の普通科（２・３６倍）に次ぐ倍率の高さ。延岡工は６学科中５学科で１倍を超え、全体でも１・３２倍。富島も全体で１・１１倍となった。

　一方、高千穂は生産流通科の志願者がゼロで全体でも０・３５倍。門川、日向工、延岡商も１倍を割った。

　スポーツ推薦は、高千穂の剣道部（男女とも募集人員３人以内）が男女各３人、男子ソフトボール部（募集人員５人以内）は延岡工が５人、日向が４人、日向工が３人。延岡商の男子体操部（同２人以内）は志願者がいなかった。

　推薦入学者選抜検査は県内３６校１０９学科４コースで実施。全体の定員は７８４０人で、推薦で３１・３％を募集する。

　選抜検査（学力検査、作文、面接、学校によっては適性検査）は２月５日に実施し、同１３日に合格内定を通知する。