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「つなぐ」土台に高さ輝く−延岡学園

本紙掲載日:2020-01-08
9面
【第2セット】延岡学園は小島(左)、柳田玲のブロックでワンタッチし、得点につなげる

第72回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)ハイライト

◆最後の戦いは満喫

 「いやー長かった。最低のスコアで負けようと言っていたのに、点数取りすぎだ」―。内容と結果をかみしめ涙する選手たちに、甲斐牧人監督が声を掛ける。選手たちは少し、泣き笑いになった。

 スタメンの平均身長は出場チーム中2位。「全国上位を目指せる」。だれもが期待したチームの春高が終わった。

 「『この監督で大丈夫なのか』と、保護者も生徒も不安があったと思う。去年の3年生が可能性を見せてくれて、今年は夏以降に『つなぐ』というバレーの原点に立ち返った」。甲斐監督の言葉にすべてが詰まる。

 全員が県内、ほとんどが県北出身で、170センチを超え、能力の高い選手がそろった奇跡に近いチーム。だが3年間、県内で足元をすくわれることもあり、夏の全国総体も16強入りはかなわず。

 主将の北林らが進学を目指す尚学館高等部の所属で、練習環境は決して恵まれない。その中で総体後は、つなぐための工夫を続けた。

 2人一組でレシーブする対人パスでは、全組が30秒間、落とさないというルールを設定。当初は1時間30分もやり続けた。その後は、3人でコートをカバーする守備練習の「スリーマン」。基本的な練習をやりきって、今大会でも脅威を与えたブロックを生かすための強固な土台を磨いた。

 簡単な相手はいない全国の、本物が集まる16強以上の戦い。3回戦の相手は、全国でも屈指の粘り強さを誇る誠英。第2セットは、その相手と永遠に続きそうなラリーでしのぎ合った。

 最後は敗れ、センターの小島礼子は「(僅差は)先生に指摘されていた課題がそのまま出てしまった結果。だから後悔がないとは言えないけど、やってきたことを出し切った」と受け入れた。

 競技を続ける3年生は大学で再び成長し、「日本一」を目標に。多くがプレーした2年生は「3年生のように引っ張っていける選手になる」。

 試合前、チャレンジし、1セット5点以下でも構わないと、背水の陣を指示していた甲斐監督は「精神的に本当にたくましくなり、その成果を要所で出した。選手は悔しいだろうが、後悔はない」。しみじみと総括した。


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