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県北から全国へ−第41回県高校総合文化祭(8)

本紙掲載日:2019-12-30
7面

美術部門

 県高校総合文化祭・美術部門(9月21〜23日、宮崎市民プラザ)は、中山祐美絵さん(延岡2年)、税田麦さん(高千穂2年)、戸皸莉さん(延岡星雲2年)の作品が、来年7月31日〜8月4日に高知県で開かれる第44回全国高校総合文化祭への推薦枠に選ばれた。


◆日之影の自然鮮やか−中山祐美絵さん(延岡2)

 生まれ育った日之影町の自然をモチーフにした「四季動植群図」。夏休みのほとんどを学校に通って一日中キャンバスに向き合い、頭の中に浮かんでくる動物や木々を生き生きと描いた。「頑張ったかいがあった」と喜んだ。

 6月の文化祭が終わり、次の作品テーマを考えていた時に浮かんだのが、小さい頃から見てきた日之影の自然だった。動物や昆虫、木々や植物を思い浮かべるほどに「どんな生き物も言葉を持たない植物も、命があってみんなつながっている」と親しみが増し、モチーフに決めた。

 シカ、ウサギ、ニワトリ、カエル、ヤマメ、ダンゴムシ、アサガオ、サクラ―。自然豊かな日之影はモチーフもいっぱいで、B1サイズのキャンバスに描ききるには構図や配色に工夫が必要だった。

 夏休み中は朝、親に送ってもらって学校に登校し、夕方まで美術室で筆を握った。葉っぱや花びらの一枚一枚を丁寧に描くのは、これまでに経験したことのない細かな作業だった。「本来は小さなダンゴムシを大きくするなど、インパクトを考えた。生き生きと見えるように配色を考えるのは大変」。時間に余裕を持って始めたつもりだったが、気付けば締め切りが迫っていた。

 昨年の県高総文祭の作品は九州大会推薦作となり、九州各地から集まったハイレベルの作品に刺激を受けた。次は全国。「いろんな作品を見て自分の作品に生かしたい。より細かな作品も描いてみたい」と意欲的だ。


◆感性の赴くまま−税田麦さん(高千穂2)

 美術部門最終日に開かれた合評会。コメンテーターに将来の夢を尋ねられて「火山調査員」と答えると、「絵に表れているね」とコメントされたのが作品「黄色の雨」。感性の赴くままに原色を重ねた抽象画で、高校生活初の全国大会出品を決めた。

 小学生の頃から県レベルの美術コンクールで入賞してきた。高校から美術部に入り、県のデッサン会で最優秀賞に輝くなど十分に実力を発揮してきた。

 が、今回は簡単に出来上がったわけではない。モチーフが定まらず何度も描き直すうちに、キャンバスには絵の具が何層にも重なった。8月下旬の学校の文化祭の際、キャンバス上はイチョウ並木のような抽象画だったが、終わると絵の具をそぎ落とした。

 県高総文祭に向けて再び向き合い「手を描くことは決めていた」と、指先をそっと合わせる手を中央に置いた。そこからは「何となく」と、黄や青などの色を重ねたり、落としたりを繰り返した。結果、複雑に重なり合った色の層が作品の世界観をより際立たせた。

 石好きが高じて火山に興味を抱き、大学は関連する学部を志望する。描いている時に火山調査員を意識したわけではないため、合評会でのコメントは意外。それよりも全国が決まったことがうれしかった。

 「この結果は私個人のものでもなくて、一人がすごいんじゃない。美術部全体のレベルが高いってことを外部に示すことができたと思う」と喜んだ。


◆人間の生き方を込めた〃蛇〃−戸皸莉さん(延岡星雲2)

 ツタが絡まりながらも体を伸ばそうとする蛇を描いた「醜穢(しゅうけい)」は、悲しみや後悔にとらわれながらも前に進もうとする人間の生き方をイメージした作品だ。

 絵が好きで色鉛筆を教えてくれた祖父が小学生の時に亡くなった。その時は信じられない気持ちでいっぱいだったが、次第に乗り越えていった。その経験が今回の作品の根底にあった。蛇はマイナスなイメージがあるが、一部の宗教では神聖で尊い存在。そこから自己解釈を加えて、学びながら成長する人間の姿と重ね合わせた。

 画材はイラスト用のペンだけ。中学生の頃に始めたペン画を黒一色でなるべく色をつけないようにしているのは、「そのときにどういう色が見えてくるのか。人によって違う色に見えて、何にでも変わる」ことが気に入っているからだ。

 使ったペンは0・03〜1ミリまでの6種類。10本以上のペンを使い切り、ツタの筋やビルの陰、ガの羽の模様、花びらの細かいところまで根気よく描いた。「できるだけきれいに描きたかった」と、ビルの陰一つで一日を費やすこともあった。

 昨年の高総文祭は奨励賞だったため、今年の結果には「何かのどっきりなのかな」と驚き。合評会では印象的な一色をポイント的に入れてもいいのではというコメントもあり、「表現を豊かにして、動きのある楽しいイラストが描けたらいいな」と次に進んだ。


【美術部門・県北の受賞者】
▽全国大会推薦
中山祐美絵(延岡2)税田麦(高千穂2)戸皸莉(延岡星雲2)

▽九州大会推薦作品
馬場思巴(延岡1)吉田未知(延岡星雲3)河野純夕(門川1=代表者)

▽特選
中山祐美絵(延岡2)馬場思巴(延岡1)税田麦(高千穂2)

▽準特選
戸皸莉(延岡星雲2)吉田未知(延岡星雲3)河野純夕(門川1)

▽奨励賞
竹尾萌(五ケ瀬中等教育6)山下南穂(日向3)甲斐千晶(延岡1)金原朱里(五ケ瀬中等教育6)大隅文絵(同5)森陽菜(延岡1)山下彩花(門川3)呼子奈央(延岡学園3)



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