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第9回青の国若山牧水短歌大会入選作品

本紙掲載日:2019-12-23
8面

【青の國短歌大賞】
◇最優秀賞
自転車のかごに世界の産声を満たして走る新聞少年・大分県・大分市・岸本恵美

【一般の部(自由題)】
◇最優秀賞
梅雨晴の空を見上げて子どもらは「おかえりなさい」と太陽に言ふ・大分県・大分市・金澤諒和

◇優秀賞
止まるからオルゴールはいい人生も同じと思えばいとおしくなる・埼玉県・入間市・大野美波

巣に小さき羽ばたきあれば青空を切り取るように燕飛び来る・神奈川県・川崎市・久保田聡

◇優良賞
悔いの無き一日となれと洗面の鏡の曇りを丹念に拭く・宮崎県・日向市・田原帶刀

もっきりを一気に飲みて満杯の梅雨の近江に二杯目を注ぐ・愛知県・稲沢市・丸山勝也

断捨離の難を免れて安堵する書棚に並ぶ作家の面々・宮崎県・日向市・鈴木睦代

◇佳作
卒寿なる母そばにいて笑い合う面白きこと何も無いのに・愛媛県・松山市・宇都宮千瑞子

空を見るたび鳥たちが尋ね来るまだ人間でいるつもりなの?・佐賀県・唐津市・古賀由美子

玉ねぎを吊し終えればちぐはぐに楽譜の如し夕焼け小焼け・宮崎県・延岡市・伊藤益加

さよならは再会できるから言える逢えぬものなら言えぬさよなら・奈良県・宇陀市・渡辺勇三

アパートのクローゼットのその隙間自由と孤独座っていたり・千葉県・市川市・大谷彩

散り敷ける合歓の花びら踏まぬようケンケン跳びして小学生ゆく・滋賀県・東近江市・井田あさみ

ヒツウチの電話のベルが鳴り続く一人暮らしの深夜の刻を・宮崎県・都城市・羽良キヨ子

ふるさとの神社に残る天井絵幽けき青に波頭を認む・徳島県・小松島市・天王谷一

見過ごしてしまひさうなる小さき像マンショと知れば深き影あり・宮崎県・都城市・大川教子

片方の手の平にのる捨て猫の小さな鼓動ほのかな温もり・岡山県・岡山市・一柳いくみ

読むたびに泣く「ごんぎつね」泣きたくて読んでいるような私もいたり・宮崎県・延岡市・片伯部りつ子

墓参りやけに線香がつきにくいかの日の親不孝あやまりている・宮崎県・延岡市・浜松栄一

ダイヤ三つ首から提げて勝ち組のふりして臨む同窓会に・富山県・射水市・浦上紀子

おはようとおおきにおかえりおいでやすおのつく言葉にある思いやり・京都府・京都市・林田麻裕

少しだけ背伸びしていたあの頃がはにかんでいる実家の本棚・岡山県・岡山市・和田江里香

野良猫を自由猫と呼ぶイタリアで真昼の月に大きくジャンプ・福岡県・北九州市・碧井文果

春の陽がほつこり渡りてゆきたるか子どものタオルの赤鬼わらふ・神奈川県・藤沢市・牧田明子

水撒けば出来そこないの唐辛子嗤うがいいさ曲がるがいいさ・愛知県・名古屋市・水野大雅

口下手を補うような筆圧の強い手紙が明け方届く・東京都・新宿区・雪吉千春

平成が終わったんだよ柴犬はきのうと同じ顔して眠る・埼玉県・和光市・岩雄大

【一般の部(題詠「歩」】
◇最優秀賞
反対のルートを選び頂上で父母は出会ったその山歩く・群馬県・束吾妻町・金子歩美

◇優秀賞
プシケがあるプシケがないと指差して野道歩きし十六歳の春・愛媛県・新居浜市・大賀康男

ひらかなを手のひらに載せぽつぽつとこぼして歩く万葉の里・千葉県・市川市・山本明

◇優良賞
逃げられぬ光をざぶりと蹴る子らの黄の長靴が育てる歩み・福岡県・久留米市・木田昨年

満員の乗客たちが半歩詰め車いすへと小さな隙間・大阪府・池田市・太田省三

歩みよる気配すらなき二国あり先の大戦知らぬ指導者・宮崎県・宮崎市・田上嘉尋

◇佳作
目を離す隙にでで虫消えにけり弛まぬ歩み怖しと想ふ・千葉県・木更津市・安田清一

凧一つ上がらぬ峡の田の道を電柵回りて歩む年明け・宮崎県・延岡市・伊藤益加

「あれは何?」幼は歩むその一歩一歩に小さな発見をする・大分県・大分市・岸本恵美

牧水の歌碑の誘える百草園きみと歩みしころに変わらず・東京都・世田谷区・野上卓

ケイタイを使ふ用事のなけれどもしかと記録の花見の歩数・東京都・世田谷区・狩集祥子

畔歩く早乙女の顔ほとんどが皺深くある御田祭なり・宮崎県・都城市・清末悦子

この世よりほかの世知らず黄昏を妻の歩幅に合はせて歩む・宮崎県・延岡市・河野正

キミからの一歩の距離が遠かったその手を掴み損ねた夏に・埼玉県・入間市・大野美波

柔らかな踵は土を知らなくて歩く痛みも知らぬ温もり・東京都・大田区・服部明日檜

牧水の「いざ唇を君」の歌想う日向岬をふたり歩けば・宮崎県・日向市・日眈飴

肩丸め嵐の中を歩み行けば犬は時おり吾を窺う・神奈川県・茅ケ崎市・石井多壽子

三歩目はちょっと大きくふみだして初めての街始まる旅よ・岡山県・岡山市・和田江里香

雨あがりカッパ着た子ら腕上げ怪獣のごとき影で闊歩す・神奈川県・藤沢市・近藤千壽

「創作」の終刊むかへしみじみと短歌誌の歩み積みあげてみる・宮崎県・宮崎市・中瀬房子

杖無しに歩くリハビリ重力にあらがう生を学び直しぬ・北海道・伊達市・中村英俊

きみがいたときの一歩と僕だけの一歩が違うと気づく夏祭り・宮崎県・新富町・今井彩美

歩行者のひとりたりけん轢死体街の外れに横たう狸・宮崎県・国富町・別府紘

いくつかの医院を歩いて巡る夫九十二歳元気の素なり・熊本県・熊本市・岸和子

手をつなぎ歩みし幼は棟上げの主となりてせんぐ餅を撒く・宮崎県・日向市・鈴木睦代

歩みきて女はわが干す梅干を「おいしさうやな」ふはり言ひたり・東京都・大田区・阿久津惠美

【小学生の部】
◇最優秀賞
姉ちゃんも食べるといいなこのピーマン宮崎を出て東京へ行く・新富町立・富田小学校3年・門田藍子

◇優秀賞
つばめからふんをかけられおどろいた水てっぽうでかみの毛あらう・美郷町立・美郷南学園2年・江藤銀

むしかごとむしあみもってせみとりへぱっとつかまえまたねとかえす・日向市立・大王谷学園4年・黒木蒼天

◇優良賞
橋の上車が一、二、三台と速く走って新しい風・日向市立・美々津小学校5年・池澤芽生

鏡から見える自分はどんな顔毎日ちがう新しい自分・美郷町立・美郷南学園6年・川口美水姫

つばめのこくちからくちにえさもらうちゅちゅちゅとなくよおおきくなあれ・宮崎市立・内海小学校1年・前田仁

◇佳作
なつやすみかぞくみんなでかわにいきおよいでもぐっていきものさがし・日向市立・財光寺小学校1年・鈴木琉仁

みずをのむむしとりをするせみをとるあいすをたべるなつはたのしい・日向市立・財光寺小学校1年・下田世良

あさがおの葉っぱにひそむあまがえるぴょんととびでてしりもちをつく・新富町立・富田小学校4年・今村成臣

かぞくとねたべてひんやりカキゴオリわたしはいちごあなたはなあに・新富町立・富田小学校4年・炭床如紗羅

夏になり風りんチリンとなっているそこは空気が涼しくなった・新富町立・富田小学校5年・小野紡

雨がふるかさにあたって気持ちいなわたしだったらどんな音かな・新富町立・富田小学校5年・尾日葵

朝起きて雨ぱらぱらとふっているまるで「起きて」と言ってるようだ・新富町立・富田小学校6年・門脇愛莉

雨がふりかさにあたるよ音色がねぽとぽとぽろろぽとぽとぽろろ・新富町立・富田小学校6年・澤田昊子

トンボたちなえにとまって羽やすめまた飛んで行く空にむかって・新富町立・富田小学校6年・新地楓和

塩見地区いい人ばかり住んでいて野菜くれるよ笑顔くれるよ・日向市立・塩見小学校6年・松田友喜

おおだまをりょうてでうまくころがすよすながざらざらたまはぷるぷる・美郷町立・美郷南学園1年・尾羽奏

ひらがなのひがむずかしいにがてだようまくかけたらうれしいです・美郷町立・美郷南学園1年・上村璃空

うそをつくへんなうそつく楽しいなおこられるなあげんこつされる・美郷町立・美郷南学園2年・中森瑛介

えいごがすきせんせいがおしえたアッポーはぼくのすきなまあるいりんご・美郷町立・美郷南学園2年・松田紅葉

夏の川暑いときには気持ちいいつったりついたりつれなかったり・美郷町立・美郷南学園5年・橋口侑史

お手伝いありがとうと言われ気づいたよ私もお母さんにありがとう・日向市立・大王谷学園5年・東結菜

くるしさにじゅくをたちいでてながむればいずこもおなじなつのゆうぐれ・日・向市立・大王谷学園6年・宇都宮悠

みみずはねかみさまみたいにえらいんだつちをきれいにしてくださるよ・日向市立・坪谷小学校2年・山床拓眞

旅に出る後ろ姿がかっこいいぼくもなりたいあの父のように・日向市立・富高小学校6年・福田遼真

さしみにはしょうゆとわさびと日向夏一緒に食べるとおいしさ増える・日向市立・富高小学校6年・長友宏醍

【中学生の部】
◇最優秀賞
女神像微笑んでいないなぜだろうなぜなら今は自由ではない・新富町立・富田中学校2年・遊亀生琉

【優秀賞】
虫や葉に鼻を近づけにおいかぐそれぞれ違う命のにおい・西都市立・都於郡中学校2年・長友翔舞

一点に思いをこめて竿を引く今年の初物鮎をもとめて・延岡市立・北川中学校3年・赤木謙心

◇優良賞
授業中君と目が合うその時が私の恋をあざやかにする・宮崎西高校付属中学校1年・竹之内玲子

帰り道兄と話したふざけ話自販機の中にきっと人いる・宮崎西高校付属中学校2年・小山正則

病室の窓から見える町並みを散歩してみる心の中で・日向市立・東郷学園1年・菊池颯太郎

◇佳作
はにかんでハハハと笑う僕の母同じ顔してハハハと笑う・西都市立・都於郡中学校2年・香西咲空

腰痛になって初めて知ったのは腰を曲げてる祖父母の気持ち・宮崎市立・高岡中学校2年・細川玲菜

ラベンダー時がたつほど黒くなりむらさき色の時はみじかし・門川町立・西門川中学校2年・橋倉陽向子

二度見した宮崎の山きれいだなおもわず母にスマホをかりた・日南市立・油津中学校2年・平片隆斗

窓ごしにきれいな夕日輝やいてふとつぶやいた「生きてて良かった」・日南市立・油津中学校2年・立野真珠

きのうおでん弁当おでん夜おでん給食おでんコンビニおでん・鵬翔中学校2年・新名咲太郎

教室の窓から見える夕景色見ていたのかな古の民・鵬翔中学校2年・斉藤翔大

悔しくてグラブを外したその瞬間泣いてもいいよと雨が降りだす・延岡市立・北川中学校2年・横山夕華

シベリアに我が曾祖父は花と散る若人は忘れ繰り返される・宮崎西高校付属中学校1年・江島璃駆

友達のジャージを借りて着てしまう一時間だけ名字が変わる・宮崎西高校付属中学校1年・服部香菜乃

懸命に人が話すと揚げ足が浮かぶ自分の心のみにくさ・宮崎西高校付属中学校2年・近藤桃代

「全部イヤ」自分が落ち込んでいる時は鳥もだいたい低空飛行・宮崎西高校付属中学校3年・荒川紗珠音

電車内サラリーマンに高校生今日という日をどう生きたのか・宮崎西高校付属中学校3年・後藤慎之介

こっち見ろよアイツと話す君の背にセミの抜け殻くっつけてやった・宮崎西高校付属中学校3年・田品穂乃

かがり火が消えて鹿の音聞くころに神楽屋のうえ星くずが降る・宮崎西高校付属中学校3年・盧幣粟

短歌はね難しいけどおもしろい言葉以上の意味があるから・延岡市立・南中学校2年・谷口大紀

聞かされたつまらん話先生からねてはおこられまたねておこられ・宮崎市立・久峰中学校2年・吉岡将也

ナイフのよう自由に泳ぐイルカたち心うばわれ息が止まった・宮崎市立・久峰中学校2年・橋口枇奈

私ん家母と私の二人だけもらった愛は海より深い・日向市立・財光寺中学校2年・松本静流

赤トンボ静かに一匹入り込みみだれつつある授業の空気・日向市立・財光寺中学校2年・小田康平

【高校生の部】
◇最優秀賞
命とはどの言葉よりむなしくてある日突然重さに気づく・高千穂高校2年・橋本怜

◇優秀賞
作業着にあいた穴見て思い出す溶接していたあの日の熱さ・日向工業高校3年・甲斐輝

信号を待つ人数えている昼の点滴わたしに命はもどる・宮崎商業高校3年・船ケ山明里

◇優良賞
誰が何と言おうと絶対そうなのだ月は私についてきている・宮崎西高校1年・石川絢子

大好きと何度言っても首かしげ理解していない愛犬の顔・宮崎西高校1年・伊東さな

雪道にぽっかり出来た足跡を君のものかななんて考える・宮崎商業高校3年・稗島由花

【佳作】
いとしさは入学したての弟の制服姿の余った袖口・鵬翔高校2年・若松歩乃佳

牛を見て今日も元気かと聞いてみるいつ頃からか年をとったな・高鍋農業高校2年・渡邉玲音

高農は学科が4つ僕食科夏の実習汗水だらけ・高鍋農業高校2年・佐藤翔太

泣いている父を窓から眺める僕あれから10年後悔ばかり・高鍋農業高校2年・新垣愛翔

農作業汗水流してがんばった夏にてきしたスイカの定植・高鍋農業高校1年・樺木野蒼

生きるため嫌でもかよう学校に学んだことは役にたつかな・高鍋農業高校2年・寺原優香

そわそわと校門で待つ君を見てわざとゆっくり近づいてみる・延岡商業高校1年・白須光

気づいてた?君の言葉で傷を負い君の言葉で笑顔になれた・延岡商業高校1年・神志那蒼空

あの人に初めて湧いた感情の意味が分からずかれこれ二年・延岡商業高校3年・長友萌恵

今君が見ている空と同じ空眺めるだけで近くに感じる・延岡商業高校3年・矢野胡桃

じいちゃんの大好きだった酒まんじゅうお墓の上に供えておくよ・延岡商業高校2年・和田彩花

忘れればいいんだよって言うように突然雨がザーッと降った・延岡商業高校1年・甲斐政博

夏の日に海で拾った宝物耳に当てると一人だけの海・日向工業高校3年・田中大陸

奥山に赤い光が顔を出しゆっくりとまた今日が始まる・宮崎西高校1年・荒砂美月

あつあつのプールサイドで飛び跳ねるフライパンのソーセージのよう・宮崎西高校1年・金子万葉

抽斗の奥に一枚残る紙伝えたかった祖母への感謝・宮崎西高校1年・加世田優駿

新学期桜並木を抜けながら昨日とちがう私が待っている・宮崎西高校1年・木下花梨

好きだけど好きと言えないこの関係声に出したら消えちゃいそうで・宮崎商業高校3年・清水夏鈴

桜散り夏の匂いを感じた日緑が似合う君が好きです・宮崎商業高校3年・宮崎愛弓

つんつんととんがるつららの先端にきらめくしずく見てみたいです・宮崎商業高校3年・丸田琉月


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