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数学教育の第一人者で、東京理科大学副学長の秋山仁さんが7日、延岡市の恒富小学校(青野秀靖校長、192人)と日向市の日向高校(久保田一史校長、563人)で講演し、児童・生徒に算数や数学の楽しさを伝えた。
◆数学理論から医療機器・マジックは2進法を応用−日向高
秋山さんは上智大学大学院数学科を修了後、ミシガン大学数学客員研究員、日本医科大学助教授、東海大学教授、文部省教育課程審議会委員などを歴任。現在は東京理大副学長のほか、同大理数教育センター長、ヨーロッパ科学研究院など幅広い舞台で数学教育に力を注いでいる。
日向高では、1年生187人を対象に「数学おもしろサーカスショー」と題して講演した。道具を使って体積を求めたり〃数学マジック〃を披露したりした。
冒頭には「人類が今、幸せに安全に生きていられるのは数学のおかげ」と述べ、さまざまなものに応用されていることを紹介した。
脳の断面などを映し出すMRI(磁気共鳴画像装置)は、三角関数を応用したもの。腎結石破砕装置には楕円(だえん)の理論が使われており、「病院は数学の応用の展覧会。みんな数学の理論を使って成り立っている」と伝えた。
数当てマジックでは、1〜15の中から生徒に頭の中で一つだけ選ぶように指示した後、八つの数字を書いたカードを4枚提示。それぞれのカードに選んだ数字が入っているか否かを聞いただけで、生徒が選んだ数字を見事当てた。
さらに次は、8枚のカードを用意。今度は、選んだ数字がカードに入っているか否かを答える際、一度だけうそをつくよう指示。生徒はポーカーフェースでうそをついたが、選んだ数字とうそをついたカードを当てた。
驚く生徒らに、数の「2進法」を用いたからくりを説明。その後、生徒同士で数学マジックに挑戦した。
また、十一角形や円の面積は、小学生で習う三角形の面積の求め方を応用するなど、「分からないことは分かることに帰着して答えなさい」と、数学の問題の解き方をアドバイスした。
フロンティア科の小路遥仁さん(16)は「数学者のすごい人なので難しいかなと思っていたけど、親しみやすく分かりやすい講義だった。とても楽しかった」と話した。
◆五感で学ぶ算数体験館−延岡・恒富小
恒富小では、「五感で学ぶ算数体験館」と題し、秋山さんと西田修斗さん(東京理大大学院理学研究科応用数学専攻博士後期課程2年)が講演。高学年と低学年に分けて、小道具などを使って分かりやすく指導した。
児童らは数当てマジックなどで算数の楽しさに引き込まれた様子。6年生の小田迅竜さん(12)は「今まで算数が嫌いだったけど、秋山先生の話を聞いていて楽しかった。ちょっとだけ算数が好きになった」と感想を語った。
講演後には6年生の森優音さん(12)が「毎日このような授業を受けてみたい」とお礼の言葉を述べ、同学年の井上皓史さん(12)が秋山さんに花束を贈った。
秋山さんが理事長を務め、理数中等教育支援活動を続けてきたNPO法人科学教育研究所が昨年解散したことを受け、活動を引き継いだ団体「学びの創造塾」が、今回の講演会を企画。旭化成による支援と、延岡市教委、日向市キャリア教育支援センターの協力で開催が実現した。