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宮交ＨＤ、増収増益

本紙掲載日：2019-12-11

3面

今年度上半期の連結決算

　宮崎交通など６社を傘下とする宮交ホールディングス（ＨＤ、宮崎市、菊池克賴社長）は１０日、２０１９年度上半期（４～９月）の連結決算が４期ぶりの増収増益だったと発表した。インバウンドの減少や運転士不足などの影響があったものの、大型連休やスポーツイベントなどを確実に取り込んだ。

　売上高に当たる営業収入は前年同期比２７００万円（０・３％）増の８７億７３００万円、もうけを示す営業利益は１億２５００万円（６７・９％）増の３億１０００万円。

　経常利益は２億６２００万円で、０５年の宮交ＨＤ設立以来、２番目の高水準となった。

　純利益は、前期に台風被害の保険金などを計上した関係で今期は特別利益が減少したため、２６００万円減の２億３７００万円だった。

　大型商業施設のリニューアル工事受注などにより、熱源センター事業は９１００万円（６９・８％）増の２億２２００万円と好調。山之口サービスエリアの受託やゴールデンウイークの観光・宿泊客増で宮交ショップ＆レストランも５４００万円（３・７％）増の１５億１０００万円と伸びた。

　一方、運転士不足による便数や運行回数の減少などで、バス事業は３８００万円（１・４％）減の２６億７３００万円、宮交タクシーも２９００万円（２・９％）減の９億６５００万円と低調だった。

　下半期も国際情勢によるインバウンド減など、厳しい経営環境が続くと予想するが、通期は営業収入１８０億７０００万円、営業利益８億５４００万円の増収増益を見込む。純利益は６億２２００万円。