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近代登山の父をしのぶ

本紙掲載日:2019-11-04
3面
約100人が日本近代登山の父といわれるウェストン師をしのんだ

五ケ所でウェストン祭−高千穂町

 日本近代登山の父として知られる英国人宣教師のウォルター・ウェストン師(1861〜1940)をしのぶ「第35回宮崎ウェストン祭」は3日、同氏のレリーフが立つ高千穂町五ケ所の三秀台で開かれた。日英両国の国旗などがたなびく中、主催する日本山岳会宮崎支部や同町、地元の人ら約100人が出席。功績をたたえ、山岳遭難者を追悼して登山の安全を祈った。

 式典では、田原小5年の谷口真椛さんと4年の田上真聡さんが碑の鐘を鳴らして、全員で黙とう。同校5年の竹次琉夢さんと谷口さんらが献花した。

 甲斐宗之高千穂町長が「日本アルプスより前に誇り高き祖母山に登山されたのは光栄」。同支部の荒武八起支部長は「ウェストン師の碑の中でこのような立派な碑は他にない」とあいさつした。

 同支部会員による詩の朗読、田原小5年の吉村悠萌さんの作文発表に続いて全員で「ウェストン祭の歌」を合唱。万歳三唱で締めくくった。

 式典後、三秀台下の五ケ所野菜集出荷場で田原地区村おこし推進協議会(興梠則夫会長)主催の交流会もあった。

 町などによると、「日本アルプスの父」とも称されるウェストン師は1888(明治21)年に英国国教会の宣教師として来日。延べ13年間滞在して布教活動する傍ら日本アルプスなど国内の山に登った。祖母山には90(同23)年11月に登ったとされる。

 三秀台の記念碑は、1965年の「祖母・傾国定公園」指定をきっかけに建立され、翌66年に除幕。72年に鐘が取り付けられた。ウェストン祭は85年から毎年開催されている。

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