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のべおか天下一薪能−10月12日、延岡城址二の丸広場

本紙掲載日:2019-10-09
6面

母と息子、父と娘の情愛の物語

◆子方で下沖美乃莉さん(西階中)出演

 秋の夜、「千人殺し」の石垣を背景に幽玄の世界へといざなう「第23回のべおか天下一薪能(てんがいちたきぎのう)」が12日午後5時30分から、延岡市の延岡城址(し)=城山公園=二の丸広場で行われる。NPO法人のべおか天下一市民交流機構(松下宏理事長)主催。雨天時は同市東浜砂町の延岡総合文化センターに会場を移す。

 出演は観世流能楽師シテ方で同薪能をプロデュースする片山九郎右衛門さん、大蔵流狂言師の茂山七五三(しめ)さん、同じく大蔵流狂言師の茂山逸平さんら。演目は2010年(第14回)以来2回目の公演となる能「海士」、現在の宮崎市を舞台とし同薪能では初上演となる能「景清」、七五三さん逸平さんの親子共演による狂言「魚説経」。

 「海士」は母と息子、「景清」は父と娘の、ともに親子の再会と情愛の物語。「海士」は今回、赤頭三段之舞(あかがしらさんだんのまい)の特殊演出となり、藤原房前(ふさざき)大臣役の子方(こかた)は、同市の下沖美乃莉さん(西階中1年)が務める。

 「魚説経」は魚の名前尽くしの言葉遊びを面白がる物語。また、同市の子どもたちによる仕舞「合浦(かっぽ)」「羽衣(はごろも)」、連吟「船弁慶キリ」も披露される。

 チケットは指定S席8000円、自由A席5000円(指定SS席1万円は完売した)。延岡総合文化センター、同市文化課(市役所南別館)などで扱っている。当日券もある。なお、自由A席に限り「チケットぴあ」(Pコード495999)で購入できる。詳しくは同交流機構(電話延岡33・0248)へ。

◇使用予定の内藤家旧蔵面

 同薪能では毎回、延岡市に残る延岡藩内藤家旧蔵の能面が使用される。同市には現在、「天下一」の称号を持つ面打ち師が制作した能面など72面が所蔵されている。

 この中から今回は、能「海士」の前シテ海士役で「深井」、後シテ龍女(りゅうじょ)役で「泥眼(でいがん)」、能「景清」のシテ景清役で「景清」、ツレ人丸(ひとまる)役で「小面」が使用される予定。


◆装束で役柄を表現−能楽講座で着付け公開

 公演を前に、延岡市東本小路の市民協働まちづくりセンターでこのほど、「能楽の舞台裏を見る」と題した講座が開かれ、同薪能に第1回から出演している観世流能楽師シテ方の橋本忠樹さんが、能装束の着付けを公開した。同交流機構主催。

 参加者約30人が取り囲む中、主演目の能「景清」にちなみ、想定される男性の能装束の着付けを数パターン、大きなスーツケースを開けるところから披露。「着流し」「大口袴(おおくちばかま)」など能装束の組み合わせによって、流され人や武士などの役柄が次々と表現されていった。

 能の世界に着付師は存在しないため、着付けは演者である能楽師同士で行わなくてはいけないという。橋本さんは「そういうわけで能(の公演)はお安くなっております」と笑わせた。

 また「師匠(片山九郎右衛門さん)は延岡の薪能に対して、より強い思いを持たれているので、お相手させていただくこちらも毎回緊張します」などと明かした。


◇片山九郎右衛門さん

 1964年、九世九郎右衛門=故・幽雪(人間国宝)の長男として生まれる。祖母は京舞井上流四世家元の故井上愛子(同)。幼少より父、長じて八世観世銕之丞(同)に師事。芸術選奨文部科学大臣新人賞など受賞多数。2008年から京都観世会会長。11年に十世九郎右衛門を襲名。


◇茂山七五三さん

 1947年、四世茂山千作(人間国宝)の次男として誕生。76年、兄の正義(現千作)、いとこのあきらと共に花形狂言会を発足。海外に狂言を紹介する活動も積極的。チェコ共和国に「七五三の会」発足。2008年、日仏交流150周年記念で公演。テレビでも活躍する宗彦、逸平の父。


◇能「海士(あま)」

藤原不比等(ふひと)の嫡子、房前大臣は、亡き母を追善しようと讃岐国志度の浦を訪れた。すると海女が現れ、昔話を始める。
不比等と出会い、男の子を産んだ海女は「もし私が海に潜り、竜宮から玉を取り返したなら、この子をあなたの跡継ぎにしてくれますか」と尋ね、それを承知させると、海に入り、竜から玉を奪った。
海女は、追い掛けてくる竜から玉を守るべく、乳房の下をかき切り、その中に隠して戻って来るが息絶える。この海女こそ房前大臣の母だった。
わが子の出世と引き換えに命を投げ出した母と子の物語。

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