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9月26日閉院、田原診療所

本紙掲載日:2019-09-25
3面
23年8カ月、高千穂町の地域医療に貢献してきた田原診療所長の医師、白石達史さん

80歳白石医師、病気でやむなく−高千穂町

◆地域のために診療23年8カ月

 高千穂町河内の田原診療所(白石達史所長)が9月26日閉院となる。白石所長(80)=鹿児島県湧水町出身=は、この地域で23年8カ月間、医療に関わってきた。高齢になり、家族が病気になったことから閉院を決断。自身も病気と分かったが、地域のためにと診察を続けてきた。

 田原診療所は1953年、田原村営の村国民健康保険田原診療所として現在地に設立。56年に町村合併で高千穂町営の町国民健康保険田原診療所となった。

 95年2月、鹿児島大学医学部第一内科(当時)にいた白石さんは、同町の要望を受けて所長として赴任。4年後の99年に白石さんが開業する形で現在の「高千穂町田原診療所」となった。

 白石さんは地域の学校の校医や福祉施設の嘱託医、警察署や福祉施設の産業医などを務めてきた。福祉施設と交渉し、県内でも先駆けて利用者と職員にインフルエンザ予防注射を行うなど予防医学にも力を入れ、地区唯一の内科・小児科診療所として地域医療に尽くしてきた。

 3年ほど前、妻のエミ子さん(74)が緑内障になったことなどから病院をやめようと思ったが地元の患者から「最期まで先生にみとってほしい」などと言われた。町の要望などもあり続けることにした。

 しかし、約1年前に緑内障の症状が進行してエミ子さんは目が見えなくなったことから、2019年3月末での閉院を決断。町に相談したところ、「まだ続けてほしい」との説得を受け、診察を週3日に減らして9月末まで行うことにした。

 ところが、今年6月、白石さんが肝臓がんであることが発覚。それにもかかわらず「がん治療をすると仕事が中途半端になる。中途半端だと心残りがすると思った。ここでの仕事をやり遂げたい」と閉院最後の日まで仕事を全うする覚悟を決めたという。

 9月26日の閉院を前に、白石さんは患者さんと思い出話や握手をするなどして互いに別れを惜しんでいる。近くの樋口清子さん(86)は「診療所は近くにあったのでありがたかった。診療所がなくなるのはさびしい」「私は子どもが近くに住んでいるから大丈夫だが、一人で住んでいるお年寄りには不便になる」と閉院後を心配する。

 9月に入ってから激しい背痛が白石さんを襲い、鎮痛剤を服用しながらの診療だった。がんも転移していることが分かった。閉院直後の27日には鹿児島県内の病院に入院して抗がん剤での治療を行うという。周囲からは「(診療所をやめて)早く治療した方がいい」と言う人もいたが、それでも自身の決断に「悔いはない」と言い切った。

 今後について、白石さんは、交通弱者である高齢者について心配。「皆が受けられるような巡回診療をしてほしい。医師は無理でもケアマネジャーなどが地域を回って通院できない高齢者の相談に乗ってほしい。そうすれば患者さんの心も安らぐのではないかと思う。みんなが安心して住めるようにしてほしい」

 白石さんは最後まで、自分の体ではなく地域住民のことを気にかけた。

 閉院後、河内地区の医療機関は歯科のみとなる。町は、河内地区に限らず地域全体として医師確保に努めるという。

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