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黒い雲の塊が…

本紙掲載日:2019-09-23
3面

ゴーッという音と共に耳がツーン「竜巻か」−延岡市内

 「ゴーッという音がして黒い雲の塊が迫って来た。慌てて玄関を閉めた。間一髪だった」―22日朝、延岡市で竜巻とみられる突風を目撃した人たちは、青ざめた顔でそう話した。突風が発生した市街地では、一瞬のうちに住宅の屋根瓦が飛ばされたり、窓ガラスが割れるなどの被害が相次いだ。同市では2006年9月17日に甚大な竜巻災害が発生しており、同じようなコースを通ったとみられる今回も市街地の広範囲に被害が及んだ。発生直後の町で「その時」を聞いた。


◆ふすまにガラス刺さる−昭和町、日の出町一帯

 五ケ瀬川堤防沿いの昭和町からJR延岡駅東側の日の出町一帯では、多くの家屋が被害に遭った。いずれも午前8時30分から9時にかけてのことだったという。

 玄関前の直径20センチはある桜の木が倒れた昭和町の遠田芳章さん(63)方は、2階の居間の窓ガラスが飛来物で粉々になった。居間にいた妻(60)は、黒いものが近づいて来たのでとっさに危ないと思い、反対側にある部屋に移って難を逃れた。

 約200メートル北にある日の出町の黒田勝さん(63)方も2階の南と東向きの窓ガラスが割れ、サッシの窓枠の一部が外れた。「1階で食事中、風がどんどん強くなって2階でドーンと大きな音がした」。割れたガラスの破片がふすまに突き刺さり、寝室の畳部屋にはガラスが散乱。「うちのものではない折れた角材が部屋の中に飛んできた。何かね、血圧が上がるわ」

 日の出町のフランス菓子の店サンジャンは南向きのショーウインドーが全壊した。店主の小松原謙介さん(52)は開店準備中。店内には割れたガラスが散乱した。2階にいた小学2年生の子どもの足にガラスが刺さり、病院に搬送されたという。店の東側にある仕切り塀も倒壊した。

 昭和町1丁目の五ケ瀬川堤防沿いにある西井達雄さん(69)方の2階建て住宅は屋根瓦が飛ばされた。「2階にいたら家が横に揺れ、ぐらぐらっときて地震かなと思った」。近くの宮本宣明さん(72)方も瓦が飛んだ。「朝食を取っていて、急に暗くなったかと思ったらゴゴーッと音がして爆発するような音も聞こえた」

 来迎寺東側の角に住む岡本勝さん(74)方は屋根の瓦の一部が飛ばされ、戸袋などに被害。「ゴーッと音がして外に出たらやられていた。温水器が飛んできて壊れた。考えられない。びっくりです」と恐怖の一瞬を話した。


◆駅の鉄塔折れ曲がる−JR延岡駅周辺

 JR延岡駅では、鉄塔に貨物コンテナがぶつかって折れ曲がった。駅助役の藤島琢哉さん(36)は「午前8時30分から35分ごろ、バラバラとすごい音がしたので外を見ると、白い水煙のようなものが物を巻き上げながら南から北に向かっていった。コンテナが風で横に動いていくのが見えた」。

 鉄塔のすぐ近くに住む延岡市桜園町の建設業、塩見金次郎さん(70)は「午前8時30分すぎに朝食を食べている途中、風の音が大きくなったと思ったら一気にきた。ドタン、バタンとものすごい音で、鉄塔が倒れる音にも気付かなかった。アルミサッシの窓枠が外に吸い込まれるように一瞬ぐにゃっと曲がったのを見た時は、さすがに怖かった」。


◆朝礼台飛ばされる−中川原町付近

 中川原1、3区の役員で被災後に区内を見回っていた延岡市中川原町1丁目の安藤睦行さん(63)は「自宅の2階にいたらゴォーという音が聞こえた。気圧の下がった時になるような耳がツーンとする感じもしたので、これは竜巻だと思った。地域の被害が心配」と話した。

 旭小学校(大崎陽子校長)は、南、中、北校舎と体育館の窓ガラス16枚が割れたほか、南校舎2階の非常用ドアが外れるなどの被害を受けた。

 校庭にあった重さ約50キロの朝礼台が隣接する岡富デイサービスセンターまで飛ばされ、敷地内の車両に激突。サッカー用のミニゴールポストは、100メートルほど離れた校庭脇の用具小屋にぶつかった。

 突風の発生当時、校内にいたのは飯野透教頭のみ。連絡を受けて駆け付けた大崎校長は「前回の竜巻を思い出した」と沈んだ表情。「休日で人的被害がなかったのは不幸中の幸い。ただ、この後やってくる台風や防犯対策を考えると、すぐにでも復旧に努めたい」と話した。


◆「間一髪だった」−中島町

 延岡市中島町では、民家の屋根瓦が飛んだり、窓ガラスが割れるなどの被害が相次いだ。

 「雷が鳴り、ゴーッというものすごい音がした。外に出たら隣の倉庫が飛んで来ていた」と矢野公寛さん(38)。自宅の屋根は一部が壊れ、敷地内に倉庫の残骸が散乱した。

 職場から慌てて帰ってきたという母親の孝代さん(67)は「前回の竜巻の際は窓ガラスにひびが入る程度だったが、今回は…。雨漏りが心配だし、手のつけようがない」と肩を落とした。

 竜巻を目撃した人も。会社員の甲斐秀文さん(55)は「黒い雲の塊が迫ってくるのが見えた。玄関を閉めた瞬間に竜巻が通り過ぎた。間一髪だった」。

 会社員の橋本健治さん(57)は「ゴーッという音がして家が飛んでいきそうだった。外に出て隣の屋根が壊れているのを見てびっくりした。自宅の屋根瓦も飛ばされたが、危険でブルーシートが張れない」と話し、ところどころ瓦のなくなった屋根を見上げていた。


◆感じたことのない強風−夏田町

 夏田町の夏田亮子さん(55)は「一瞬の出来事だった。ごう音と、感じたことのない強風に竜巻と思い、窓がない部屋に避難した。家が揺れ、ガラスが割れて…その後はよく覚えていない。家族にけががなくてよかった」と青ざめた顔で話した。

 延岡商業高校で、配布されるブルーシートを受け取りに来ていた夏田町の女性(35)は「自宅にいたら輸送機が超低空飛行するような爆音と地響きがした。慌てて外を見ると、景色が真っ白になって猛烈な風が吹き荒れ、近くの建物の屋根が飛んだり、倒壊するのが見えた。恐ろしかった。前回の竜巻も経験したが、また発生するなんて…」と話していた。


◆太陽熱温水器が飛ばされた−浜町

 浜町では、民家の屋根瓦や太陽熱温水器が飛ばされたほか、車の窓ガラスが割れるなどの被害があった。62歳の男性は「竜巻がどこから来たのか分からなかった。窓を網戸にしていたので、突風で家の中の物が全て奥に散乱してしまい、瓦や雨どいも飛ばされた」と話した。

 近くに住む72歳の男性は、竜巻が発生した当時、家の外にいたという。「柱につかまって飛ばされないように必死だった。ものすごい風が吹いて、ずらっといっぺんに瓦が飛んだ」。太陽熱温水器の部品を軽トラックの荷台いっぱいに積み込んだ後、散乱したガラス片の片付けに追われた。

 パチンコ店では倉庫の天井や断熱材が落ち、中にあった物が散乱。店員らは「まさかこんなになるとは。どうやって片付ければいいか」と困惑。駐輪場の屋根部分も飛ばされ、鉄製のごみ置き場は壁が内側から外側に向かって膨らむように折れ曲がるなど突風の強さを感じさせた。

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