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中国・大連金普新区−岡田花店の挑戦(上)

本紙掲載日:2019-07-31
8面

オンリーワンになれる

◆独自の「水揚げ」強みに

 海上を延びる8車線道路の先に、いくつもの高層ビルがまるで壁のようにそびえる。中国東北部にある遼寧省の大連金普新区。石油加工や製造業などの有名日系企業が数々進出し、多額の外貨投資が成長を推し進めてきた。今もなお、東北部の発展をリードするエリアとして開発が続く金普新区こそ、岡田花店(延岡市中川原町、岡田明利社長)が新たな挑戦として選んだ場所だ。

 金普新区は、大連市の中南部に位置する。前身の金州新区時代の1984年以降から国の対外開放政策の「経済技術開発区」に指定され、日本をはじめとした各国の企業が進出。2014年に普蘭店市の一部地域を含んで金普新区となってからは、より開放的な政策を追求しやすくなる「国家級新区」に指定された。日系企業は約1800社。総人口は約160万人、国内総生産(GDP)は大連市全体の約3割に上る。

 岡田花店が出店したのは4月27日。中国で縁起のいい意味を持つ数字を組み合わせて午前10時58分に開店した。場所は中心部から少し離れた住宅地に近い市街地エリアで、食堂やマッサージ店などが立ち並ぶ一角にある。延岡市の黒木デザイン社が手掛けた外観は個性的で、ひときわ目を引く。

 「間違いなく岡田花店はオンリーワンの花店になれる」。目標だった大連への出店を実現した岡田さん(57)が自信を見せるのには、中国の花事情がある。

 普段仕入れをする大連の花市場をのぞくと日本でもなじみのある花々が並ぶ。冬に雪も降るという北部の大連は花の生産に適さず、ほとんどは南部の昆明などから空輸で届くが、「残念ながらあまりいい品質のものはない」。品質をA〜Dでランク分けすると、大連はC〜Dランク。上位のAランクは大都市の上海や北京に送られるという。

 そんな状況下で強みになるのが、同社独自の「水揚げ」技術だ。この技術は切り口を湯や薬液に浸したり、たたき割ったりすることで花持ちを良くする。花の種類などによって方法は異なり、その技術は花店にとって門外不出のもの。岡田花店では1961年創業当時から、ノウハウを積み重ねてきた。

 ところが、中国には水揚げの習慣がない。「中国は花を切ったら水に漬けるだけ。日本的に水揚げをして丁寧に扱い、一輪一輪がきれいに見えるようなサービスが伝われば、がらっと変わると思う」。確信もあったが、相当な時間も必要だと覚悟していた。

 開店から3日間は知り合い客などでにぎわったが、4日目から客足は激減。今後の展開をどうしようかと考えながら1カ月ほどが過ぎたころ、一人の客がやってきた。「花が長持ちするからやってきた」

 現地で接客したスタッフは岡田さんにメールを送信。「社長の言うことは間違いなかった」。手間のかかる水揚げ作業に懐疑的だったスタッフの心も変わった。

 加えて、日本企業であることも強みになった。親日的な大連では生け花が人気。岡田さんの調べでは小原流の指導者だけで200人はいるという。

 実際、開店後の最初の客は生け花経験のある中国人だった。それからも経験者からの問い合わせが続く。「この店だったら要望を聞いてもらえるという感じで頻繁に入ってくる。すべてに対応できていないが、話が理解できる花店ということで日本のことをよく知っている人が来ます」

 日系企業からのアプローチもあり、その後の1カ月間で取引の状況が変わった。「ここはマーケティングが目的の店舗。もう1店舗出したい考えがあるし、できたら延岡花市場から宮崎の花を大連に輸出する。その大きいプロジェクトに向かって一生懸命努力している状況です」。中国のエネルギーを取り込んだかのように、岡田さんはさらに意欲的だ。

▽▽

 県北地区日中友好交流推進会が7月6〜9日の日程で大連金普新区を訪問し、大連岡田花店の開店を祝った。訪問団に本紙の後藤慎市郎記者が同行。同区の花事情などと共に岡田花店の取り組みを3回に分けて紹介する。



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