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大貫診療所、開院10周年

本紙掲載日:2019-06-15
6面
延岡市大貫町の大貫診療所。駐車場の車は同診療所が訪問診療で使用している

地域医療とまちづくり−榎本雄介院長に聞く

 延岡市大貫町の医療法人あつきこころ大貫診療所(榎本雄介院長)は、16日で開院10周年を迎える。榎本院長に、これまでの取り組みと今後の抱負などを聞いた。

−−開院10周年おめでとうございます。

ありがとうございます。振り返ると、妻の実家のある延岡市が、当時、医師不足に困っていると聞き、延岡の医療に貢献したいという思いで開院を決めました。
学生時代から地域医療には関心がありました。ただ、宮崎市出身の私は、延岡市に住んだこともなければ、友人が一人もおらず、正直、不安もありました。
こうした中、多くの方にかわいがっていただき、「人に恵まれていて本当にありがたい」と感じた10年でした。延岡に移住して本当に良かったです。

−−開院当初はどうでしたか。

開院してしばらくは苦労しました。患者さんの数は、一日に片手くらいでした。しかしおかげで一人一人の患者さんと長い時間、いろいろな話ができました。その点が良かったです。
地域医療の出発点は、その地域を好きになることだと考えていましたので、あの時間はとても有意義なものになりました。
その後は、患者さんが友人を紹介してくださるようになり、次第に増えていきました。

−−以前と比べて変わったところは。

開業前は大学病院の外科に勤めていましたが、その時の私は、朝から晩まで病院の「診察室」や「手術室」でほとんどの時間を過ごしていました。
開業医になると、地域がフィールドになり、一気に活動の範囲が広がりました。
最初は慣れないことばかりで大変でしたが、全て自分で一からつくれるというのは、新鮮で、毎日が充実していると感じていました。
人を雇う、お金を稼ぐ、支払いをする、税金を払うなど経営者としてのスタートにもなり、「やっと社会人になれた」と、うれしかったことを覚えています。

−−経営理念は。

「地域医療はまちづくりの一環」が私の理念です。
地域の中の医療だけではなく、地域をつくっていく医療の実践を心掛け、さまざまな活動を行っています。
中でも、地域に住む方々と連携して開いている「診療所朝市」は、毎週火曜が定例日で260回以上になります。
診療所玄関前の屋根のある通路とウッドデッキが会場で、野菜、農産加工品、雑貨などが出品され、来院した患者さんをはじめ、一般の多くの人でにぎわいます。出品している方からは「週に一度の朝市を楽しみにしている」という声が聞かれますし、患者さんも「受診のついでに買い物ができて良かった」と喜んでおられ、コミュニケーションの場になっています。

−−地域のさまざまな活動に汗を流されています。

延岡に移住して最初に取り組んだのが、大相撲東関部屋の延岡合宿です。多くの方のご協力により、開院1年目に第1回を開催できました。
昨年で10回目となり、これを記念して大相撲延岡場所を開催しました。

−−相撲協会の関係者からも入場者数の多さが評価されたそうですね。

大盛況に終わり、ご協力いただいた方々に感謝しています。
開催の1年前に、琴恵光関に電話して「来年は延岡巡業を企画するから、幕内力士としてふるさとの土俵に上がってください」と約束したのですが、見事に幕内力士として故郷へ錦を飾りました。
収支も明るく、利益は、琴恵光後援会、延岡市相撲連盟、アスリートタウンのべおかに20万円ずつ寄付しました。そして、琴恵光関には冬用の着物、コート、浴衣4着を贈ることができました。
また、勧進元として「相撲甚句」を披露できたのは、私にとって一世一代の最高の舞台でした。

−−2017年のまつりのべおかでは、実行委員長として、ばんば踊りでギネス認定も達成しました。

大阪の祭りで盆踊りの人数がギネスに認定されたというニュースを知った時、延岡市でも十分達成できると思い、周囲の人に相談したところ多くの人に賛同していただきました。
延岡の人には当たり前のことかもしれませんが、よそから来た私から見ると、小さい子どもからお年寄りまで踊れて、お盆の供養にも踊られるばんば踊りは素晴らしい文化であり、脈々と受け継がれていることに感動しました。
ばんば踊りの素晴らしさを市民の皆さんに再認識していただき、世界記録に挑戦・達成できて本当に良かったです。

−−榎本先生のことを〃延岡の仕掛け人〃と呼ぶ人もいるようです。

もともと、人を楽しませたり喜ばせたりすることを企画するのが好きでした。小学生の頃に、相撲大会を主催したこともあります。星取表を作り、優勝者には賞状を用意して、本格的に行いました。その後、高校時代は生徒会長、大学では学園祭の実行委員長も務めました。

−−地域活性化につながる活動で今後の構想があれば。

琴恵光関が三役に昇進し、延岡市民体育館が県体育館に建て替えられた際には、新体育館完成記念大相撲延岡巡業を開催しましょうかね。

−−訪問診療に積極的です。

地域の患者さんの診療を続けていくうちに自然に、訪問診療を行うようになりました。在宅のおみとりも行っています。
人は皆、いつまでも健康であり続けたいと思いながら生活していますが、必ず最期を迎えます。そこから目をそらさずに、元気な時に自分の人生の集大成をどうするかを家族と話し合うことが大切です。
医者としての知識や経験の中で、私がお役に立てる部分があります。誰でも足を運びやすい雰囲気をつくっていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

−−大切にされている言葉は。

祖母に「患者さんが、あなたの顔を見ただけで、半分病気が治った気持ちになれるような医者になりなさい」と言われ続けてきました。
延岡の方々への恩返しの意味も込めて、地域の役に立てる医療をしていきたいと思っています。


【プロフィル】榎本雄介さん
1993年、県立宮崎西高校卒業。99年、宮崎医科大学卒業後、同大第2外科入局。佐世保市立総合病院外科、宮崎医科大第2外科、医療法人耕和会迫田病院外科勤務を経て、2009年開業。延岡市医師会理事、県医師会在宅医療協議会理事、宮崎大学医学部医学臨床教授。5子の父、44歳。

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