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神秘の営みに感動

本紙掲載日:2019-06-05
2面
砂利の上で産卵するクサフグ
産卵の様子を見守る参加者

クサフグの産卵観察会−延岡市鯛名町

 延岡市鯛名町の海岸で3日、クサフグの産卵観察会があった。近くの名水小学校の児童など約40人が参加、波打ち際で繰り広げられる神秘的な営みを見守った。

 クサフグは体長15センチ前後の大きさ。フグの中でも極めて毒性が強く、5〜7月の大潮の前後に集団で産卵する特徴がある。

 観察会は、市が宮崎大学の協力で開いた。参加者は、妙見町の公民館で説明を受けた後、海岸へ移動。到着したころには、波に身を任せるようにクサフグの群れが接近し、砂利の間に雌が産卵、雄がバシャバシャと音を立てて放精する光景が見られた。参加者は、目の前で繰り広げられる自然の営みを写真や動画に収めていた。

 同市桜ケ丘から参加した須藤淳さん(67)・きぬ子さん(64)夫妻は「初めて見たが、自然のすごさを感じた。近くで見られる場所が延岡にあるなんてうれしい。水もきれいなんでしょうね」と感動した様子。名水小6年の甲斐煎偲さんは「毎年見ているけど楽しかった」と話していた。

 宮崎大の内田勝久教授によると、クサフグの自然産卵を観察できる場所は、全国でも減ってきているといい、「延岡の豊かな海洋環境について、改めて考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛けていた。

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