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五ケ瀬高千穂道路−約8倍の当初予算

本紙掲載日:2019-03-30
1面

早期開通へ弾み−国交省

 昨年9月に中心くい打ち式が行われ早期開通へ新たな一歩を踏み出した「国道218号五ケ瀬高千穂道路」(九州中央自動車道)に今年度予算の約8倍、6億8千万円の当初予算が配分された。

 同自動車道は平成30年4月に事業化し、その半年後にくい打ち式が開かれた。式に出席した伊勢田敏国交省九州地方整備局長は「私が知ってる限り最短のスピードで本日の式を迎えた。これは皆さんの熱意と協力のたまもの」と敬意を表し、「くい打ち式後、いよいよ本格的な測量に着手する。地域の皆さんの協力をこれからもお願いしたい」と協力を呼び掛けた。

 同省延岡河川国道事務所などによると、計画区間の現道は冬場はチェーンが必要で、218号ではもっとも走行性が低く、被災リスクが高い。完成すれば、緊急輸送ルートの確保や救命医療施設への搬送など「命の道」として、また、産業や観光振興のための「地方創生の道」として大きな役割が期待される。

 同道整備は今後、道路設計を経て、設計協議―用地測量―買収地の価格を決める用地協議などの手順で進む。31年度は地質調査、道路設計などを行う。「一年でも早く着工できるよう努力したい」と同事務所。

 前年比大幅増の予算が確保されたことで、甲斐宗之高千穂町長は「同道の今後の整備に弾みが付き、早期完成への期待感が一段と高まる。沿線自治体一丸となって要望活動に努めたい」。原田俊平五ケ瀬町長は「町民の大きな夢の実現がまた一歩進んだ。産業や観光の振興につながる準備を町を挙げて進める」とコメントした。

 五ケ瀬高千穂道路(五ケ瀬東IC―高千穂IC、9・2キロ)は2車線の自動車専用道路。全体延長のうち、トンネル4・6キロ、橋1・4キロ、土工3・2キロ。全体事業費は約470億円(改良費、橋梁(きょうりょう)・トンネル・IC費、用地補償費用など)を見込む。

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