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防災用折りたたみ式リヤカー

本紙掲載日:2019-01-28
3面
「防災用折りたたみ式リヤカー」を前にする黒木功弥さん=右=と黒木亮我さん

日向工機械科3年生−地元企業から学び完成

 日向工業高校(稲用光治校長)の生徒2人が地元企業でものづくりを長期間学び、17日に製作課題となる「防災用折りたたみ式リヤカー」を完成させた。

 産学が協力して人材を育成する取り組み「デュアルシステム」の一環で、同校は今年度、県内の工業高校として初めて導入。機械科3年生の授業カリキュラム「課題研究」として、県内企業への就職希望者を対象に募集したところ、黒木功弥さん(18)=門川町=と、黒木亮我さん(17)=日向市=がエントリーした。

 2人は食品機械製造会社の日向中島鉄工所(同市日知屋、島原俊英社長)の協力で11月1日から毎週木曜日に出向き、朝から夕方まで社員と同じ時間帯で勤務。その間、担当者のアドバイスを受けながら設計から製図、材料の割り出し、パーツの加工や溶接、製品の仕上げまで全工程に取り組み、3カ月がかりで完成させた。

 2人はそれぞれ県北の企業への就職が内定している。黒木功弥さんは「学校で学べないことを社会人になる前に勉強できて良かった。充実感があった」。黒木亮我さんは「学校ではできない体験ができると思って申し込んだ。仕上がり具合は100点満点」とそれぞれ満足げに話した。

 製作部門を担当した同社の高橋秀光工場長は「2人とも熱心に取り組んでいた。設計から製品化されるまで、作る楽しみを味わってもらえたならうれしい」と話した。

 デュアルシステムはインターシップ(職業体験)より長期間にわたって就業訓練を行うことで、実践的な技能・技術や社会人としての意識を身に着けることができることなどが特徴。機械科主任の上田雅史教諭(54)は「今後は複数の企業に受け入れていただき、他の学科にも広めることで本校の教育の特色の一つになれば」と期待を寄せていた。

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