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ジビエで地域を活性化−まつだ屋ジビエ

本紙掲載日:2019-01-26
8面

宮崎発の新たなグルメに−延岡市松原町

 牛や豚、鶏に代表される家畜の肉は、われわれの食生活に欠かせない。一方で、狩猟で捕獲されたイノシシやニホンジカ、カモなど野生動物の肉も、近年「ジビエ食材」という言葉で周知されるようになってきた。全国的に農作物を荒らす有害鳥獣の被害が深刻化する中、駆除された野生動物を新たな資源として活用する動きも広がっている。そんな機運をリードするように、延岡市土々呂町の国道10号沿いに昨年11月、駆除されたイノシシと鹿を専門に扱う「まつだ屋ジビエ」の施設が完成した。

◆可能性を信じ構想を集大成−駆除された動物を新たな資源に

 運営するのは松原町のマツダコーポレーション(松田秀人代表)。狩猟から解体、加工、販売までをすべて一体的に行える人材と設備をそろえ、県内はもちろん九州でも例のない施設として注目されている。

 松田代表(70)は、野生鳥獣による農作物被害低減と、事業に関連する人材の雇用、そして宮崎発の〃ジビエ〃を通じた、地域の活性化という大きな夢を描く。

 本格的にジビエを通じて地域を活性化しようと考えるようになったのは3年ほど前だが、それまでの歩みはここに至るために必然だった。松田代表自身も狩猟歴40年を超えるベテランであり、同社の本業は狩猟用の無線機・ドッグマーカーや犬の位置を知るためのGPSの製造・販売。同時に猟の相棒として欠かせない優秀な猟犬「ラガー犬」を自ら生み出し、そのブリーダーとしても全国に知られる。

 平成27年には九州初の「認定鳥獣捕獲等事業者」となった。現在では県内外の自治体と契約し、イノシシや鹿などの追い払いや駆除に活躍している。振り返ってみると、これまで携わってきた事業の一つ一つが〃宮崎ジビエ〃を実現するために欠かせないものだった。

 自ら猟に出る一方で、「若い人が山(猟)で飯が食えるようにしてやりたい」と常々考えていた。認定事業者資格と「まつだ屋ジビエ」の設備は、それらの思いがつながった構想の集大成。ジビエ食材を普及させ、事業を軌道に乗せるための道のりは始まったばかりだが、その可能性を信じている。

 ジビエの最初のハードルは、新鮮なまま加工施設に持ち込むこと。このため、これまでは、狩猟した現場である程度の処理をする必要があったが、施設の完成と同時に保冷車を2台導入したことで、より新鮮な状態で持ち帰ることができるようになった。

 また、平成28年にはキッチンカーを導入しており、さまざまなイベントや道の駅など、人が集まる場所でジビエ料理をPRするのにひと役買っている。

 松田代表は「仕留めた動物をおいしくいただくことが供養。食文化としてイノシシや鹿が流通することで、狩猟文化がこれからも残っていく。そうなれば、若い猟師が地元に残れるようになる。そのためには本格的にビジネスとして展開する必要がある」と話す。

 これまでにも地場産品市場に肉を出品したり、関西のレストランにも食肉を提供して好評を博してきたが、昨年は世界的に有名なレストランから打診を受けるなど、評価はさらに高まっている。

 〃宮崎ジビエ〃をさらに確かなものに育てるため、これからもやるべきことを常に頭の中に描き続ける。

 「今後はジビエで観光客を呼び込める方策を考えなければならない。同時に、ジビエ食材に子どもの頃から親しんでもらうため、月1回でもいいから、子ども食堂を開催したい。鹿のハンバーグや空揚げのおいしさを知ってもらいたい。やらなければならないことは山のようにあります」。次の一手を語る表情は明るい。

 「県北でも日之影、高千穂、椎葉に若い猟師が数人いれば、有害鳥獣は怖くない。そんな理想を描いています。『施設が完成したあの時、こんなことを言っていたなぁ』と思い出してもらえるよう、これからも戦い続けます」。夢の第2幕は上がったばかりだ。

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