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伝統の深角団七踊り

本紙掲載日:2018-10-26
3面
県指定無形民俗文化財の「深角団七踊り」が披露された第22回深角団七まつり

見物客大勢の踊り楽しむ−日之影町

 県指定無形民俗文化財の「深角団七踊り」を披露する第22回深角団七まつりは21日、日之影町七折の深角地区地域交流センター「団七の館」であった。町内外から大勢の見物客が訪れ、地元の深角団七踊り保存会(甲斐秀明会長)による踊りを楽しんだ。

 団七踊りは、約380年前の奥州仙台(現在の宮城県白石市)で、代官志賀団七に父親を殺された姉妹が江戸で剣術修行を積み、あだ討ちを果たすという出来事に踊りを振り付けたものが全国に広まったといわれている。同地区には明治20年ごろに伝わり、初盆を迎えた家庭で供養踊りなどとともに踊られている。

 この日は同保存会の会員のほか、地元の小中学生、高校生ら約40人が出演し、太鼓と囃子(はやし)に合わせて12の「段」からなる踊りを披露。父のあだ討ちを描く8段以降は、なぎなたや短刀、鎖鎌を手にした姉妹が団七と攻防を繰り広げる様を表現した。

 会場では、延岡市の延岡ばんば音頭保存会と松山団七踊り保存会による踊りや、門川町出身の歌手北田恵美さんの歌謡ショー、バザーなどもあり、にぎやかな雰囲気に包まれた。

 甲斐会長(71)は「今年は『団七の館』の落成から10年を迎え、それにふさわしいにぎやかなまつりになった。今後も会員の確保に努めながら伝統芸能を守り継いでいきたい」と話していた。

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